詭弁とは何か?そして議論で詭弁を言われたときの3つの対処法

相手に詭弁(きべん)を言われたときどのように対処すればいいのでしょうか?

というかそもそも詭弁とは何なのでしょう?
議論において、ろくでもない反対意見ということでしょうか?

ここでは、詭弁の意味と、3種類の詭弁に対して、どのように対処すべきなのかをご説明します。

詭弁と書かれた道路標識に禁止のマークが表示された画像

詭弁とは何か?なぜ詭弁が使われるのか?

詭弁とは、意図的に間違った方向に議論を進めようとする行為、またはそのための意見のことを指します。

議論とは本質的には、議題に対して理解を深めるために行う行為ですが、中には知識を深めるよりも相手を言い負かすことに執念を燃やす人がいるのも事実なのです。

詭弁を許してしまうと間違った方向に議論が進み、せっかく時間をとって話しているのに、生産性の低い議論になってしまったり、あらぬ方向に結論が着地してしまうことも少なくありません。

下記に示す3種類の詭弁に対する対処法を学び、詭弁に負けない技術を習得しましょう!

詭弁家が使う3つの詭弁とその対処法

① 数を問題にした詭弁

例えば以下のような主張があったとします。

「いまだに進化論を否定し続けるのは、もはやお前たちだけだ。いい加減、その古臭い考えは捨ててしまったらどうかね?」

このように一見すると、多数派の意見はもっともなように感じてしまいます。

しかし、議論に限らず「多数派だから正しい」というのは間違いです。

もちろん「少数派だから正しい」ということもありえません。

また、数の問題と同様に、偉い人が言っていたから本に書いてあったなどもそれだけでは正しいという根拠にはなりません。

そのような場合には、以下のように言い返しましょう。

「それがどうしたというのかね。 私の意見が正しいかどうかには、まるで関わりのないことだ。」

② 反語を用いた詭弁

反語というのは「自分の主張と反対の意見を疑問文で提示すること」です。

例えば以下のような主張があったとします。

「では、君は目的のためならば周囲に迷惑をかけても良いというのかね?」

つまり、この人は「目的のために他人に迷惑をかけてはならない」と暗に主張していることになります。

もし、普通にそう主張していれば「何故そう思うのか?」と聞くことができるのですが、反語の形を取っているとそれができません。

なぜなら、反語の文章はあくまで疑問文であって肯定も否定もしていないからなんです。

反語の形をとることによって暗に「そうではない」と主張しているにもかかわらず、その主張に疑問を投げかけることができないバリアを張るというのがこの手の詭弁の特徴なのです。

そのような場合には、以下のように言い返しましょう。

「そのとおりだ。」

こう言った場合は、相手は「何故そう思うのか?」と聞かざるを得なくなります。

それによって「目的のために他人に迷惑をかけても良いか?」という議論が始められ、議論が進むのです。

バリアが解除され、「目的のために他人に迷惑をかけてはならない」かどうかを相手も議論しなければならない立場に引きずり下ろすことができます。

反語の形で書かれる意見はいわゆる常識であることがほとんどです。

しかし、「その常識は間違っている!」と主張しないと反語に対して議論を始められません。勇気を持ってそう主張すべきなのです。

③ 真の詭弁

例えば以下のような主張があったとします。

「その発言は詭弁だ!」

詭弁であろうとなかろうと間違った意見にはその間違いを指摘すればいいだけの話であり、わざわざ詭弁だなんていう必要はありません。裏を返せば、このような発言をする人は相手の間違いを発見できなかったのです。

相手の間違いをきちんと言語化して指摘することはできない、けれども相手をなんとか否定したくて、「その発言は詭弁だ!」と主張しているわけです。

そのような場合には、以下のように言い返しましょう。

「何故、私の意見を詭弁だと思うのですか?」

詭弁に対する対処法のまとめ

詭弁には必ず間違ったところがあります。

逆に言えば、間違ったところのない意見を詭弁呼ばわりするのは間違っています。

つまり、他の間違っている意見と同じく、間違っていると思った箇所に質問すれば対処できるのです。

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