私はドイツに長い間留学したことがあるのですが、留学中にものすごく実感したことがあります。
それは、欧米の人たちは察することができないということです。
察することができない欧米人
欧米に留学したことがあるなら一度は経験したことがあるはずです。
そう彼らは察することができない。僕はドイツに留学していたとき何度も思ったことがあります。
「何で1から10まで全部説明しなあかんねん。」
それは、疲れていて元気がないときに長々と意味のない話に付き合わされたときだったり、嫌いな食べ物がなぜ嫌いなのかしつこく聞かれたりしました。
「嫌いだから嫌いなんじゃー」
その他にも察してくれよと星の数ほど思ったのですが、彼らは「言われたことだけ」を理解していて、少しの表情の変化や場の空気から何かを読み取れるようには思えませんでした。
ハイコンテキスト文化とローコンテキスト文化
コミュニケーションに対する考え方や求められるスキルで文化をカテゴライズするとハイコンテキスト文化とローコンテキスト文化に分けることができます。
ハイコンテキスト文化の特徴をざっとあげると以下です。
- 直接的表現より単純表現や凝った描写を好む
- 曖昧な表現を好む
- 多く話さない
- 論理的飛躍が許される
一方でローコンテキスト文化の特徴は以下です。
- 直接的で解りやすい表現を好む
- 言語に対し高い価値と積極的な姿勢を示す
- 明示的な表現を好む
- 論理的飛躍が許されない
ハイコンテキスト文化は「コンテクスト依存型」であり、
ローコンテキスト文化は「言語依存型」とも言い換えることができます。
欧米はローコンテキスト文化
図を見てわかるように日本人は最も「コンテキスト依存型」で察することが可能です。
しかし欧米を見てみると「言語依存型」で察することを苦手としていることがわかります。
そりゃ、僕が1から10まで説明しないといけないわけですね。
「おもてなし」とは何か?
やっと本題ですが、「おもてなし」とは、もてなした方が「もてなした」と実感するのか、
もてなされた方が「もてなされた」と実感するのか?「おもてなし」とは、歓待することであり、お客が不自由なく楽しめるように心配りすることです。
もてなされた側が「もてなされた」と
実感して初めて「おもてなし」となる。
「おもてなし」とは受け手側も含めた日本の文化
繰り返しになるのですが、欧米人は「言語依存型」の文化で、察することが苦手です。
だが、日本がアピールしている「おもてなし」は受けて側も含めた文化です。
察することが苦手な彼らに気付いてもらえるでしょうか?
「あぁ、日本は便利だな」と思うぐらいしか思わないのではないでしょうか?
「おもてなし」を理解してもらえるように、日本人の方こそ、異文化コミュニケーションを学ぶ必要があるように思います。
コメント
それ多分あなたのドイツ語は下手なだけです。
これ鵜呑みにして直接的な表現を使いすぎて嫌われる日本人多いのでミスリードするような記事は控えるべきかと。