肉食でも草食でもなく現代人は炭水化物食という事実

最近、肉食女子や草食男子という言葉をよく耳にしますよね?
そもそもヒトという生き物は雑食性の動物と言われています。
元々肉しか食べない動物であれば、みんながみんな肉食なので、あえて肉食系なんて言うこともありません。肉を多めに食べるヒト、野菜を多めに食べるヒトという偏りがあるからこそ、肉食系、草食系という言葉あるんですね。
しかし、考えてみると平均的に見て現代人である私たちは、肉食よりと呼べるのでしょうか、それとも草食よりと呼ぶべきなんでしょうか?
現代人の食の偏りについて調べてみると面白いことが分かりました。

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衝撃!現代人は超炭水化物食だった

狩猟採取生活を送っていた頃、多くのヒトは肉食と呼べる状態でした。
狩りで獲得した動物の他、漁で魚を食べることもありました。
食生活に大きな変化が起こったのは、農業が誕生してからです。
狩猟採取生活から農業に移行し、肉の代わりに米や小麦といった炭水化物を多く摂取するようになりました。
推定では狩猟採取生活を営んでいた時代、平均的なヒトは、1日に10〜125グラムの炭水化物を摂取しており、現在ではその値が250〜400グラムになっていると言われています。
当時の2倍〜40倍の量の炭水化物を現代人は摂取していると言えます。
きっと宇宙人から見ると地球人は肉食でも草食でも雑食でもなく、炭水化物ばかり食べている炭水化物食のいきものだと判断されるでしょう。

糖質制限ダイエットは理にかなっているかも

最近話題の糖質制限ダイエットや低炭水化物ダイエットは、このような炭水化物過剰摂取状態を改め、狩猟採取時代の食生活に戻ろうとする試みと言うこともできます。
農業が誕生してから、1万年程度の時間が経っているので、ヒトの消化器官の中には、炭水化物を過剰に摂取する生活に適応したものもあります。
しかし、個人差もありますが、その適用が不十分な場合もあり、炭水化物中心の食生活によって知らない間に健康に悪い影響が出ているヒトがいるのも事実です。
みなさんも一度糖質を制限した食生活に挑戦してみて、自分の体調がどのように変わるかみてみてください。
明らかに体調が良くなるヒトも入れば、体重も減らないし、体調も悪くなってしまうヒトもいるかと思いますので、自分がどのようなタイプなのか、実際に調べてみるのがいいでしょう。

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