こちらのハローキティとミッフィのぬいぐるみを並べた画像を見て、何か気づくことはありませんか?
そう、ハローキティちゃんには口がなく、ミッフィーちゃんには✕印の口がありますね!
(キティちゃんの黄色いのは口ではなくて鼻です。)
ちなみに、ミッフィーはアメリカ名で、日本名はうさこちゃん、正式名は”ナインチュ”です。
ナインチェ・プラウス(オランダ語 Nijntje Pluis。以下ナインチェ)は、ウサギの女の子のキャラクターである。日本では、ミッフィー(英語 Miffy)またはうさこちゃん(日本独自)として知られる。
Wikipedia
さてさて、日本生まれのキティちゃんとオランダ生まれのミッフィー、なぜ口があったりなかったりするのでしょうか?
目を大事にする日本、口を大事にする欧米
実は地域によって、コミュニケーション上で大事になる顔の部分が違うのです。
日本と欧米の顔文字を見比べてみるとよくわかります。
日本の場合は、感情によって目が大きく 変化していますね。
一方で欧米は目と鼻は常に一緒で口だけ大きく変化しています。
確かに日本語には「目が笑ってない」という表現があり、口が笑っていても目が笑っていなかったら、心から笑っていないと判断します。
口より目が優先するんですね。逆に欧米は口が優先して口から相手の感情を読み取るのです。
口がないキティ、口があるミッフィー
日本のキティちゃんは、見る人よって、自分が嬉しいときは一緒に喜んでいて、悲しいときは一緒に悲しんでいると映るように口が無いのです。
日本人は目を大事にする文化なので、キティちゃんに見ている人の感情が投影されるように口を描いていないのです。
逆に、欧米では口が描かれていないと感情が読み取りにくくなる、自分の感情が投影されないので口を描く必要があるのです。
キャラクターのデザインにも国民性が表れているとは驚きですね!
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