アニメ 「けいおん!」でもブームになったバンド。
バンドの中で欠かせない存在がドラムです。
ドラムはバンドやオーケストラの中でも重要な役割で、「指揮者」や「縁の下の力持ち」と言われることがあります。
「好きなバンドのドラムが、すげーかっこいい!!」とか
「ジャズやオーケストラのドラムのように、あんなおしゃれに叩いてみたい!」
「趣味でドラムをやってみたい!」
なんて思っている方もいるのではないでしょうか。
今回はドラム初心者の方々に向けて、
- ドラムセットの構成と名称
- あのかっこいい音はどこを叩くと出せるのか
について解説していきます。
音源つきで紹介していますので、音を聴きながらイメージをつかみましょう。
ドラムセットの構成と名称
今回、紹介するドラムセットは9個(7種類)の楽器から構成されています。
1つずつ見ていきましょう!
【1】バスドラム
まず始めに紹介する楽器は、耳と体に一番響く音を奏でるバスドラムです。
バスドラムは「ドンドン」と太くて重量感のある音色で、全体のリズムをこの1つの楽器で引っ張っていく、少し地味ではありますがドラムで最も重要な楽器です。
そして、バスドラムが演奏中に休むことはほとんどありません。何かしら動かし続けているんですね。
ですので、このバスドラムがずれると全体の演奏が崩れさってしまいます!!
もしこれからドラムを始めたいと思っている方は、まずこのバスドラムがリズムとずれないようにすることから練習していくことをオススメします!
【2】【3】ハイハットシンバルとスネアドラム
通常、ハイハットとスネアと略して呼ばれる部分です。
ハイハットとスネア、そして先ほど紹介したバスドラムの3種類が、ドラム演奏の基本となる楽器です。
まずは、その音を聴いてみましょう!
突然ですが、みなさんは8ビートという単語を耳にしたことはありませんか?
ドラムといえば8ビート、8ビートといえばドラム
と言われることもあります。
その8ビートですが、実はドラムで叩く一番シンプルなリズムで、なんと今まで紹介した3種類の楽器だけで演奏することができます!
8種類ある楽器のうち3つだけで演奏できる8ビート。
シンプルだからこそ大事なドラムの基礎です。
ドラムをはじめて叩く人がまず最初に習得するのが8ビートです。
8ビートについて90秒で解説した無料動画を作成したので、下記から是非チェックしてみてください!
【4】【5】タムとフロアタム
タムとフロアタムはフィルインと呼ばれるドラムの演奏に花を添える役割を持っています。
フィルイン(Fill-In、「埋める」の意)とは、主にドラムセット(広義ではギターやピアノ等の伴奏も含まれる)における演奏技法である。 一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。 – Wikipediaより
低く響き渡る音色が特徴で、単独では目立つ楽器ではありませんが、タムやフロアタムを組み合わせることで、ダイナミックな演奏や、テクニカルな印象を与える演奏が可能になります!
8ビートができるようになった方は、タムやフロアタムを使ってフィルインに挑戦してみましょう!
【6】【7】クラッシュシンバルとライドシンバル
さきほど紹介したハイハット・シンバルの他に、ドラムセットにはさらに2種類のシンバルが存在します。
クラッシュシンバルは、先ほどのフィルインの締めのパートでよく使われます。
その華やかな音で、とても目立つ楽器なので慣れてくると沢山叩きたくなることでしょう!
ライドシンバルは、クラッシュシンバルの様にアクセントとして使うことよりも、基本的には8ビートなどを叩く際に使うハイハットの代わりとしてよく使われます。
「なぜハイハットがあるのに、あえてライドシンバル使う必要があるの?」と思うかもしれません。
みなさんもご存知の通り、ドラムは一定の演奏パターンを繰り返してリズムを生み出す楽器です。
一本調子のパターンにひねりを加え、雰囲気を変えるために使われるものがシンバルであったり、フィルインと呼ばれる演奏方法です。
みなさんもサビ前に激しく叩くドラムの音や、間奏中にしたたかになるライドシンバルの音でテンションが上がった経験はありませんか?
ハイハットから雰囲気を変えられるライドシンバルを上手に使いこなして、上級者を目指しましょう!
いかがでしたか?
今回は基本的なドラムセットを取り上げ、7種類の楽器について解説しました。
しかし、ドラムという楽器にルールはないので、自分で太鼓の数を増やしたり、シンバルを10枚置いてみたりなど、ドラムセットの構成はあなたの演奏に合わせて自由に変えてOK!無限の可能性を秘めています!
聴いている人の心を動かし、演奏者自身が楽しくなれるドラム。
今回ご紹介した内容を実際にドラムを演奏している様子を撮影して、90秒でまとめた動画を公開しています。
ドラムに興味を持たれた方は是非チェックしてみてください!
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