彼女が欲しすぎるので告白の最適化をゲーム理論を用いて考えてみた

好きな女性がいるとき告白のタイミングって迷いますよね。
相手が自分のことをどう思っているかわからないし、自分以外に好きな人がいるかもしれない、なにより失敗して傷つきたくない。

例えば、以下のような状況ならみなさんはどういう行動に出ますか？

A君にとっては、恋のライバルであるC君がいる、という状況です。
さて、あなたがA君の立場なら、どのような行動をとるべきか一緒に考えてみましょう。

大前提としてまずは告白しよう

Bさんが好きなあなたとしては、大前提として以下の2つの選択肢があります。

①告白する
②告白しない

もちろん、②告白しないを選んでしまうと、A君はBさんと付き合うことができないので、今回は除外すべき選択肢となります。もしかするとA君が告白しなくても、Bさんの方から言い寄ってくれると思うかもしれませんが、C君という恋のライバルがいるわけですから、告白せずに待つという選択肢はこの場合は危険です。
勝負しないと交際は始まりません。

ここから先は、①告白するを選ぶとして、どのような告白をすべきかを考えてみましょう。

告白した場合に発生する状況

さて、Bさんに告白することを決めたあなた（A君）ですが、以下の条件を思い出しました。

恋のライバルC君をなんとかしないといけません！

上記の条件にある通り、あなた（A君）はBさんがC君との間で告白がまだ行われていないことも知っています。つまり、今回、あなた（A君）はC君よりも先に、Bさんに告白をする、いわば先制攻撃を行う状況にいます。

先制攻撃を行った場合、BさんがC君にどれくらい思いを寄せているかに応じて以下のケースが考えられます。

BさんがC君のことをどれくらい好きなのか分からないので、結果は運次第になりそうですが、Bさんと付き合える確率を少しでも高めるために、何かできることはないでしょうか？

先制攻撃を活かした最適な告白の仕方

告白の成功率を上げるために、A君ができることは、上記の (2-2-1) が発生する状況を避けることです。

そのためには、

A君はBさんに「告白して即決で返事を求める」ようにすればいいのです。

BさんにC君の結果を待つという選択肢を与えてしまうと、C君と付き合ってしまう可能性が排除できません。C君に振られて、保険でA君と付き合ってくれるかもしれませんが、C君がどのような返事をするかは、予測不可能なので、はなからBさんに「待つ」という選択肢を与えない方がいいと言えます。

このように相手の選択肢を狭めることで勝率を上げられるケースがあります。

営業文句で、「今日中に決めていただけたら、10%オフします！」なんていうのも、相手の選択肢を狭めて、勝率を上げたいという意図があります。

ただし、実際の告白では、「今日中に決めて」なんていう告白の仕方をしたら、相手に「は？」と思われてしまうので、考えて使うようにしましょう！

告白の成功率を上げるためにゲーム理論を学ぼう！

相手の出方を予想して、最適な選択肢を選ぶ方法は、ゲーム理論で学ぶことができます。

実は、今回紹介した、告白の最適化もゲーム理論がベースになっています。

ゲーム理論は、告白に応用できるだけでなく、その名の通り、さまざまなゲームに適用させることができます。

ポーカーやブラックジャックなど、相手の手札と出方を予測して、自分が勝つ確率を少しでも高めることができます。

ゲーム理論で学んだことを実践するために、わざわざ好きな人に告白する必要も、ラスベガスやマカオに行く必要はありません。
パソコンやスマホで気軽にさまざまなゲームに挑戦することができますので、ゲーム理論を学び、相手の出方を考えて、勝負する練習を実践してみてください！

ゲーム理論によって、あなたの告白が成功することを願っています！

90秒で分かるゲーム理論のナッシュ均衡って何？