英語が日本語の中にとけ込んでいるのはよくある現象ですが、実はドイツ語が由来の日本語もよくあるんです。今回はその中でも日常的によく使われているドイツ語由来の日本語を取り上げたいと思います。
ドイツ語由来の日本語
日本語になったドイツ語1: アルバイト
Die Arbeit
アルバイトはドイツ語で「労働」を意味します。日本では明治時代に学生が隠語として用いたことが発端でそれから広まったそうです。日本では、アルバイトと言えば学生がするような短時間の仕事を指しますよね。しかし、本国のドイツではアルバイトはフルタイムの仕事の意味です。日本語のアルバイトに相当するドイツ語はジョブ(Job)です。面白いですよね。
日本語になったドイツ語2: バウムクーヘン
Der Baumkuchen
日本では、ドイツを代表するお菓子のバウムクーヘン。しかし、実際にドイツではあまりお目にかかることがありません。現地のドイツ人に写真を見せてどこで買えるか聞いても、知らないって言われます。街のケーキ屋さんで買えず、専門店を探す必要があります。ドイツのバウムクーヘンは日本の物と違いチョコレートがコーティングされていたりします。
日本語になったドイツ語3: メルヘン
Das Märchen
メルヘンは、魔法使いや巨人などが登場するおとぎ話のことです。日本語ではメルヘンチックがよく使われますが、実はメルヘンチックはドイツ語のメルヘン(Märchen)に英語のチック(-tic)を組み合わせた和製英独語です。
いかがでしたか?言語って様々な要素が組み合わされて作られていくんですね!
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