日本の債券はどの会社が格付けしているのか?

投資の判断に活用される債権の格付け。
では、その格付けはどこが行っているのでしょう?
日本の債券の格付けを行っている機関について紹介します。

日本における主な格付機関


日本における主な格付機関は5社あります。
日本の2社と外国の3社です。
日本の会社として、格付投資情報センター(R&I日本格付研究所(JCRがあります。
海外の会社としては、ムーディーズ(Moody’s)、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、そしてフィッチ(Fitch Rating Japan)があります。
ニュースでの登場頻度で見ても海外の格付会社の方が知名度があるような気がします。

格付機関ごとの格付け記号の比較

上の表のように、格付機関により、その債券の信用力を表す格付け記号とその記号の定義は異なりますが、たいていは、アルファベットと符号、数字を組み合わせた記号を使っています。
表にあけるAAA格からBBB格までの債券は、アメリカの投資家が投資対象にしていたことから投資適格債券と呼ばれ、BB格以下の債券は投資不適格債券として投機的債券と呼ばれています。
もちろん、この表における高い格付けを持った債券は、そのデフォルトリスクが低いことを相対的に表すだけで、元本と利息を保証するものではありませんので注意が必要です。
また、格付け機関によって格付記号とその定義が異なることから、ニュースで格付けが変更されたと聞いたなら、どの会社がどの記号に変更したのかという部分に着目し、正確な投資判断をすることが投資家には求められるのです。

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