未来を感じるプレゼンテーションデバイス 4選+α

プレゼンテーションで使うツールはPowerPointとプロジェクターだけではありません。
聴衆をアッと言わせられるようなプレゼンテーションデバイスを紹介します。

g-speak

みなさんは、マイノリティ レポートという映画をご存知でしょうか?
フィリップ・K・ディックの原作小説を元に、トム・クルーズ主演で公開されたSF映画ですが、劇中にトム・クルーズが空中で手を動かすだけでコンピュータを操作するシーンが登場します。
この劇中の操作を設計された方が、実際に操作できるg-speakというシステムを実現しました。
g-speak
このデバイスを利用している様子はTEDでのジョン・アンダーコフラーの発表で見ることが出来ます。(TED|Pointing to the future of UI)
もし、プレゼンテーションの場で、こんな未来感のある操作をすると聴衆の注目を一気に浴びることができるでしょう。
しかし、g-speakはかなり大掛かりなシステムで、設備が必要になるため、普段のプレゼンテーションではなかなか利用できません。
そこで、ポータブルなジェスチャによるプレゼンテーションの操作を可能とするデバイスをご紹介します。

Leap Motion

leap motion
LeapMotion
LeapMotionは手先の向き、動き、形を認識するデバイスです。
LeapMotionの上で、手を動かすと様々な操作をすることが出来ます。
仕組みとしては、赤外線LEDと2期の赤外線カメラで、反射した赤外線を立体的に画像解析しているそうです。
LeapMotion自体は、プレゼンテーション用のデバイスではないのですが、AirPointというソフトウェアと組み合わせることでプレゼンテーション向けのジェスチャを利用できるようになります。
プレゼンテーションツールとしての欠点は、PCと有線で接続しなくてはいけないので、あまり動き回れないという制約がある点です。

Myo

Myo

Myoはサービスを終了しています。

Myoは、筋肉が動くときの電流からジェスチャを認識するデバイスです。
公式サイトで公開されているビデオでは、スライド送りだけでなく、ポインティングデバイスの操作も行っています。
主要なプレゼンテーションソフトの操作に対応しているので、PowerPointで作ったスライドをそのまま操作することが出来ます。
他のデバイスと比べると少し大きい印象もありますが、長袖の服を着れば、十分隠れるので、プレゼンテーションの場でデバイスだけが目立ちすぎるということもなさそうです。

Ring ZERO

Ring ZEROはサービスを終了しています。

国産のジェスチャ認識デバイスで、大手家電量販店などで購入が可能なようです。
タッチセンサーとモーションセンサーの組み合わせで、手の動きを認識します。
世界最小パワードスーツを謳っていて、プレゼンテーションツールというわけでないのですが、
パワーポイントなどの操作にも対応しています。
シンプルで高級感のあるデザインが素敵です。

Voiceboard

Voiceboard Engaging, Flexible and Exciting Presentations

Voicevordは、デバイスだけでなく、ソフトウェアも含めて魅力的なプレゼンテーションを実現する、ツールスイートです。
ソフトウェアとしては、プレゼンテーション中に3Dモデルや地図、ビデオの操作を可能にします。
単なるスライドショーではなく、デモなどをスタイリッシュに展開できる点が魅力的です。
ソフトウェアに付随して、いくつかのデバイスを使った操作も合わせて提供されており、ヘッドセットやジェスチャデバイスが専用ツールとして用意されています。
ヘッドセットを利用することで、音声認識によるプレゼンテーションの操作ができます。
更に、先ほど紹介したRingに似た指輪型のデバイスを使うことで、手の動きを認識して、ジェスチャ操作が可能になります。
プレゼンテーションに特化してソフトウェアからデバイスまで統合して提供されているので、一貫したサポートを受けることが出来そうです。
また、PowerPointで作成したファイルを読み込むことができるので、新しくスライドを作り直すという必要もなさそうです。

番外編

まだ、製品として発売されていないのですが、気になるデバイスの情報があります。
そのデバイスは、なんと「かつら」です。

Sony's Vibrating Hairpiece: SmartWig or DumbWig?

ソニーが「SmartWig」という名称で特許を出願しています。
まだ、製品化されていないのですが、ヘルスモニターなど様々なセンサを搭載するようです。
その中で、気になるのが、プレゼンテーションへの応用です。
かつら内部の電位センサを利用して、表情を検知することができるようで、
眉をひそめるとスライドショーのページが進められるなどの使い方が想定されているようです。
どんな操作ができるデバイスになるのか、登場が楽しみです。

まとめ

というわけで、今回はプレゼンテーションに使えるジェスチャデバイスをご紹介しました。
魅力的なスライドを作って、さらにこれらのデバイスで聴衆の興味を引けば、プレゼンテーションの成功に大きく近づくでしょう!

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