プラットフォーム戦略®におけるプレーヤーの戦略 – ドラコレとにゃんこ大戦争の例

非常に大きな利益を生み出すことのできるプラットフォーム戦略。
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差がつくビジネス戦略|事業開発・プラットフォーム戦略・ITマーケティング

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プラットフォーム戦略®においては、プラットフォームの運営主体以外に、プラットフォームに参加する他のプレイヤーの存在が非常に重要です。
楽天市場の例で言えば、プラットフォーマーの楽天が成功するためには、楽天に出店している小売業者が成功しなければなりません。
楽天成功の秘訣、プラットフォーム戦略®って何だろう?プラットフォームビジネス入門
今回は、プレーヤー(楽天市場の場合の個々の小売業者)が成功するためにはどのような戦略をとればいいのかについて、2つの事例を元に考えてみましょう。

プラットフォームのプレイヤーが取る2つの戦略

戦略1: プラットフォーマーと密に連携する – ドラコレの場合

プレーヤーがとる代表的な戦略として、特定のプラットフォームでプラットフォーマーと密に連携して、自身のビジネスを成長させる戦略があります。
プラットフォーム戦略®においては、プラットフォームに参加するプレーヤーの売上が非常に重要になります。つまりは、プラットフォーマーはプレーヤの売上拡大に協力的にならざるを得ないということです。
かつて大変な人気を誇ったコナミのドラゴンコレクション(ドラコレ)の事例を元に考えてみます。
ドラコレはGREE上で展開されていたソーシャルゲームで、コナミが開発/運営を行っていました。
ドラコレはコナミのゲームなので、コナミはもちろんユーザ獲得のために様々な施策を売っていましたが、プラットフォーマーであるGREEも、ドラコレの広報に積極的でした。
ドラコレの売上の一部がGREEの収益につながりますし、ドラコレユーザがGREE上の他のゲームをプレイすれば、その分GREEの収益は増加するためです。
一例として2011年の東京ゲームショウのGREEブースにはドラコレも展示されていました。
コナミ自身が東京ゲームショウでブースを構えていたにもかかわらずです。
このように、プレーヤーとプラットフォーマーが良い関係を築くことで、売上の最大化を目指すという戦略は非常にオーソドックスなものです。

戦略2: マルチプラットフォームへの展開 – にゃんこ大戦争の場合

もう一つの代表的な戦略として、複数のプラットフォームでサービスを展開することで、売上を最大化するという方法があります。
現在、ソーシャルゲームの流通に大きな力を占めているのは、AppleのApp StoreとGoogleのGoogle Playです。
それぞれ、iOS端末向けと、Android端末向けにアプリを配信できるプラットフォームですが、多くのソーシャルゲームがApp StoreとGoogle Playの両方を通して、アプリを提供しています。
更に、Android端末向けには、楽天アプリ市場(楽天アプリ市場は2016年12月12日でサービスを終了しました)や、Amazon Androidアプリストアという配信プラットフォームもあります。
これらの各プラットフォームに掲載されているアプリを軽く見るだけで、同じアプリがいくつものプラットフォームで提供されているのがわかるかと思います。
楽天アプリ市場に掲載されているにゃんこ大戦争の画像Amazon Androidアプリストアに掲載されているにゃんこ大戦争の画像Google Play に掲載されているにゃんこ大戦争の画像
例えば、上記のにゃんこ大戦争というアプリは、Google Playの他、楽天アプリ市場、Amazon Androidアプリストアにもアプリを掲載しています。
これが、マルチプラットフォーム戦略です。
複数のプラットフォームに対して出店することで、流通経路を拡大し、多くのユーザに利用してもらえる機会を広げています。
GooglePlay/楽天アプリ市場/Amazon Androidアプリストア は、どれもAndroid端末向けに配信するプラットフォームですが、それぞれ決済方法や、ユーザ層に違いがあります。
また、当然プラットフォームとして機能にも違いがあり、楽天アプリ市場では楽天市場や楽天カードで使える楽天ポイントを利用することができます。
このように様々なプラットフォームに対してサービスを提供することで、ユーザに利用してもらう機会を増やし、売上を最大化するマルチプラットフォーム戦略もプレーヤーとして重要な戦略となります。

まとめ

プラットフォーム戦略®を考えた際に、プラットフォーマーがどのような戦略をもってプラットフォームを運営するかという点に注目されがちです。
しかし、プラットフォーマーに対して、プレーヤーとして参入する企業のほうが圧倒的に多く存在しますので、プレーヤー企業の戦略について知見を得ることも、プラットフォーム戦略を考える上で重要です。
今回は、非常にオーソドックスな2パターンの戦略について考えてみました。
大きな利益を生み出す可能性のあるプラットフォーム戦略®について様々な角度から知見を得てはいかがでしょうか。

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