タスク管理サービスのFlowが37,000人のユーザーのTodoリストの完了率などから、最も生産性の低い曜日に関する調査結果を報告しています。
最も生産性の低い曜日は何曜日?
Which Day of the Week Is Least Productive?
タスク管理ツールの調査から分かったこと
上の図がFlowの調査結果です。それぞれの色の線は以下を表しています。
- 青色: コメント投稿数
- 赤色: ログイン数
- オレンジ色: タスク作成数
- 緑色: タスク完了数
- 紫色: タスクを他の人に振った数
図を見ると明らかなように、平日の中で最もそれぞれの数が少ないのは金曜日であることがわかります。
一方、月曜日と火曜日は高い値を示しています。
月曜日と比較すると金曜日はこんなにも違いがあります。
- タスク作成数が35%少ない
- タスクを他の人に振る数が28%少ない
- 投稿されるコメントが25%少ない
- 完了されるタスクが35%少ない
しかし、この結果から金曜日は生産性が低いと結論づけてしまっていいのでしょうか?
原因はミーティングが少ないだけ?
花金という言葉があるように、金曜日は一週間の仕事の疲れから解放される日です。
しかし、だからといって金曜日は働かなくてもいい、と言い切ってしまっていいのでしょうか?
恐らくそれは間違いです。
先ほどの調査結果もあくまで、Flowのタスクの作成数は完了数を見ているだけにすぎません。
Todoのタスクを作ったり完了したりすることが必ずしも生産性とイコールと言い切ることはできません。
現に月曜日や火曜日といった週の始まりはミーティングが多く、逆に金曜日はミーティングが少ないため、月曜日や火曜日には、ミーティングの合間にできる小さなタスクをたくさんこなしているだけかもしれません。
金曜日はどんな活動をするべき?
ミーティングも少なく、細かいタスクも終えた金曜日にすべきことは何でしょう?
かわいい猫ちゃんの動画を見ることでしょうか?
いえ、Todoリストには現れてこないようなより大きな仕事に取り組むのが正解です。
タスクの量が生産性ではなく、質の高い仕事に集中することが金曜日に行なうべきことです。
普段の業務に追われ、あくせくとタスクをこなすのではなく、一歩下がった広い視点で、長期的に取り組むべきことを行なうのに金曜日は適していると言えます。
イノベーションには休息が必要ですし、創造力には休みが欠かせません。リラックスした雰囲気で腰を据えて取り組む時間をもつことが、ほんとうの意味での生産性にはとても重要なことなのです。
金曜日にほんとうにやるべきことに取り組むために、頭の中を整理し、仕事に取り組めるようになるGTD (Get Things Done) を学びましょう。GTDを習得したい方は下記のオンライン講座に挑戦してみましょう!
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