無資格で調理師を名乗ると違法?侮ってはいけない調理師資格

クックパッドなどレシピサイトを見ながら、料理をする方も多い昨今。
「おいしい!」
「プロレベル!」
「お店で出しても遜色ないね。」
と褒められたことがある人も多いのではないでしょうか。
けど、天狗になって「調理師」と名乗ったりしてはいけません。

「調理師」を名乗ると違法!?

実は、調理師免許を持っていない人が「調理師」を名乗ることは違法なんです。
調理師資格は歴とした国家資格で、持っていなくても調理業務に携わることはできますが「調理師」を名乗るのはご法度。どれだけ腕がある料理人だとしても、資格を持っていないのに「職業は調理師です」と言ってしまうと罰金刑に処されることも…。

調理師資格取得の学習内容

資格自体は、調理科の学校を卒業するか、2年間の調理実務を経験したのちに、7科目を受験し、合格すれば資格を取得することができます。
そしてその7科目には、栄養や調理に関する理論以外にも、食品や環境に対する衛生面や法律の知識も含まれています。
ふと目に入った厨房や食器の汚さが気になってしまうというお客さんは、実は多いもの。せっかく美味しい料理を作っても、不潔感のせいでお客さんが定着しないのであれば、もったいない話です。
もうひとつ、受験には「ライフステージと栄養」についての知識も必要となります。
ライフステージと栄養というとピンとこないかもれませんが、簡単に言うと、子どもや老人に対して、提供していい食事、してはいけない食事の知識を習得しましょうね、ということです。病院や福祉施設、学校など、世代を限定しているような施設で調理師として働くには、この調理師資格の取得を条件にしているところが少なくありません。
それだけに留まらず、この知識を習得しておけば通常のレストランなどでも来店の客層に合わせたメニューやコースを提案するのにも役立ちます。

調理師資格を取得して、1歩先を行く料理人になろう

お客さんだって、せっかくお金を出すなら美味しくて安全、かつ栄養の摂れる料理を食べたいもの。
お客さんを甘くみることなかれ、どんなに人気のお店の料理でも舌の肥えた方からすれば、素材や調理の基本を知らない素人料理だと見抜かれてしまうことだってあるのです。
現在、調理の仕事に携わっていて、本格的に調理師を目指したい方
2年以上の経験をすでに積んでいて、ここで新たな発想や展開のできる調理師になってみたい方
この機会に調理師資格を取得して、もう1歩先を行く料理人になってみませんか?
 

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