簿記の借方と貸方の覚え方は?英語で何て言うかも押さえておこう

簿記会計で左側のことを借方、右側のことを貸方と言いますが、これって覚えにくいですよね?
左が貸方だったけ?あれ、負債は右側に書くから借金で右が借方?
と頭の中がこんがらがってしまいます。
ここでは簿記の借方貸方の覚え方と、英語で借方貸方を何というかをご紹介します。

簿記の借方、貸方が何なのか、どういった項目を書くものなのかを90秒でまとめた無料の解説動画を公開しています。動画で確認したい方はこちらチェックしてみてください。

借方、貸方どっちがどっちなのかの覚え方

王道の覚え方: 借「り」方、貸「し」方

借「り」方と貸「し」の覚え方のアニメーション
借方、貸方の王道の覚え方はズバリ上記のアニメーションです。
借方の「り」は左にはねるので借方は左
貸方の「し」は右にはねるので貸方は右
という覚え方です。
上記のアニメーションの動きを目に焼き付ければ確実に暗記できますね!

ひだ「り」か「り」

もう1つの覚え方は左(ひだり)も借(かり)も最後が「り」で終わっているので、左側は借方という覚え方です。
左側が借方であることだけ覚えておけば、そうじゃない方が貸方だ、と覚えれば自然と両方を覚えることができますね。

そもそも何でこんなに分かりにくいの?責任者は福沢諭吉?

それにしても借方、貸方って覚えにくいですよね。
なんでこんなことになったのかというと、元々は海外で生まれた複式簿記を日本で使うときに分かりにくく翻訳してしまったからです。
借方、貸方を翻訳したのはなんと1万円札で有名な福沢諭吉です。
もともと英語では借方のことを debit (デビット)、貸方のことを credit (クレジット)と呼んでいました。
そして、福沢諭吉が、debit、creditをそれぞれ借方、貸方と訳したのです。
福沢諭吉本人もちょっと分かりにくい翻訳だと思っていたそうですが、後々簿記の試験を受ける人々にまで、その苦しみが波及するとは思っていなかったのかもしれません…。

デビクレで借方、貸方を覚えよう

お金を右から左に流すというように、debit、creditという表現には、右側に貸主がいて、左側にそのお金を借りる人がいるという図式になります。
借受人 debit ←お金← 貸主 credit
ですので、右側がcreditで、左側がdebitなんですね。
しかし、この図式も覚えにくいと言えば覚えにくいですよね?
借方貸方というようにdebit、creditはデビクレと略して呼ぶことができます。
デビクレ、デビクレ、デビクレ…
と唱えておけば、左がデビで右がクレと覚えることができますね!
また、「デヴィ夫人くれ!」と叫ぶのもいいかもしれません。


いかがでしたか?
借方、貸方の覚え方を複数種類見てきました。
複数の覚え方を頭にいれておいて、どれかを忘れてしまっても、他のどれかを思い出せるようにしましょう!
借方、貸方の覚え方から一歩踏み込んで、借方、貸方にそれぞれ何を書いて、どのように仕訳をするのかを90秒で解説した動画を作成しましたので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

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