グローバルなコミュニケーション力と英語力は別物と心得よう

企業が採用のときに最も重視する能力は言わずもがなコミュニケーション力、いわゆるコミュ力です。
2012年の経団連の調査でも、企業がコミュ力を重視する傾向が明確に表れています。

一方で、企業の多くが海外展開を行っており、英語の重要性がますます高まっています。
つまり、グローバルな環境でコミュニケーションがとれる、グローバル・コミュニケーションスキルが求められています。

グローバルなコミュ力 = 英語力 ではない


日本語の文法を完璧に使いこなせたり、漢字を間違えずに書けることがコミュニケーション力ではないのと同じように、英語力 = グローバル・コミュニケーションスキル ではありません。
いくら英検1級で出てくるようなマニアックな英単語を知っていても、自分の考えを相手に伝えたり、相手の考えを汲み取ることができないのであれば、グローバル・コミュニケーションスキルは低いと言えます。
大切なことは、ものごとを前に進めるために、自分の考えをしっかり相手に伝え、人を動かしたり、人の話にきちんとした態度で耳を傾け対応できる能力です。
それができているのであれば、知っている英単語の量などは問題にはなりません。

かといって英語を疎かにするのもダメ

こうきくと英語の勉強をしなくていい、という印象を受ける人もいるかもしれませんが、それはそれで間違いです。
日本語で考えてみても、誤字脱字ばかりのメールを送ってくる人や、何を言っているのかよく分からない人は信用することができません。
相手が日本語ネイティブでない場合、聞く側が理解しようと配慮しますが、もちろん限度があります。
また、そのような状況が長く続くと、日本語でのコミュニケーションを改善する気がないと捉えられるかもしれません。
英語の場合もこれと全く同じです。
きちんとした文法や正しい発音は、コミュニケーションをとるときに重要な信頼を生み出すことができます。

コミュニケーション力を鍛えよう!英語力も鍛えよう!

ものすごく当たり前の結論ですが、グローバル・コミュニケーションスキルを伸ばすためには、コミュニケーション力と英語力を鍛える必要があります。
人の話をしっかり聞きましょう!
自分の考えを伝えましょう!
適切な語句を使いましょう!
きれいに発音しましょう!
大変ですが、そういったことを少しずつ改善するしかありません!

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