eポートフォリオで就活が変わる!? PortfoliumやDIGIcationを見てみよう

eポートフォリオという言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
eポートフォリオとはその名の通り、ポートフォリオをオンラインにアップしたもののことを指します。
では、ポートフォリオとは何なのか?というと、Wikipediaでは下記のように紹介されています。

自分の能力を周囲に伝えるための自己作品集のこと(作品を平カバンに詰めておくことから)。特に、美術系の文脈で使われることが多い。画家のポートフォリオ、写真家のポートフォリオ、Webデザイナーのポートフォリオ、会社のポートフォリオ、等々。 – Wikipediaより

自分のスキルや知識を証明するための、自分で作った作品集がポートフォリオです。

eポートフォリオは就活でどのように使われている?

日本ではまだまだメジャーではありませんが、オンライン上に自分のポートフォリオを掲載するeポートフォリオは、海外では就活に積極的に活用されています。
学生の間に自分が作った作品をオンライン上に掲載し、その内容を元に企業側が採用の判断を行う、という使われ方がされています。
作品集といっても何も芸術作品を掲載するわけではありません。
ゼミのレポートや、学会で実施したプレゼンテーション、あるいは、学園祭で作成したポスターなんかも立派な作品です。
また、最近では、スピーチをしている様子の動画や、学校の成績までもeポートフォリオに掲載される例が増えています。
学生側も就職活動のとき「だけ」妙に頑張るのではなく、普段の学生生活で一生懸命練習したプレゼンや、ポスターが評価の対象になるなら、就活のストレスも軽減されるかもしれませんね(その分、日々の生活を頑張らないといけないので、普段遊び呆けている場合は逆に厳しい手法かもしれません)。

PortfoliumやDIGIcationを見てみよう

では、実際にeポートフォリオサービスを見てみましょう。
今回紹介するのはPortfolium、DIGIcationという2つのサービスです。
Portfoliumは2014年スタートの比較的新しいサービス、DIGIcationは2001年からあるサービスで老舗のサービスと言えるでしょう。

Portfoliumはかなり就職に特化したサービスで、掲載されているスキルも就職を意識したもので分類されています。
 

DIGIcationは学校内で使うeポートフォリオサービスなので、各ポートフォリオは学内からしか見れないものが多いです。各大学がDIGIcationを使ったeポートフォリオシステムを持っている、といった具合です。
 

Portfoliumのカテゴリーには、アート&デザインやコンピューターサイエンスなど、ポートフォリオにいかにもなりそうなものの他、Armed Forces(軍隊)なんていうユニークなものまでたくさん掲載されています。

ロッククライミングのファシリテーターを務めた経験なんかもeポートフォリオに掲載されていたりします。
確かに退屈な履歴書を見るよりは、こういった活動が見れるほうが、どんな人物なのかが分かっていいですね!
このようなeポートフォリオサービスですが、サービスだけがあるのでは何の価値も生み出しません。
eポートフォリオを活用する学校があり、また、eポートフォリオの内容を元に採用を行う企業があるからこそ、こういったサービスが成り立ちます。
学校側、企業側と双方が新しい方法を模索する中で生まれてきたサービスなので、互いが連携しないと成立しないサービスとも言えます。
日本ではまだまだ馴染みの薄いeポートフォリオですが、数年後には就活におけるスタンダードなサービスになっているかもしれませんね。

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