エンジニアがステップアップを目指すなら国際カンファレンスに行ってみよう

エンジニアには、技術のキャッチアップのために、日本だけでなく海外の情報源をたどることも必要となります。
多くのプログラミング言語やフレームワークの情報は、まず英語で公開されるものがほとんどです。
例えば、Rubyや、Skinny-Framework、GitBucketなどは、日本発のプログラミング言語/フレームワークですが、開発者は英語でコミュニケーションを取りながら開発が進められています。
このため、エンジニアとしてステップアップを目指すなら、英語力が必要になる場面はかならず出てきます。
また、ドキュメントの読み書きだけでなく、会話コミュニケーションも重要です。
プログラミング関連の国際カンファレンスには、日本国内で開催されるものも多くあります。
国内での開催であれば、海外のカンファレンスに出向く場合と比べて、時間的にも金銭的にも参加しやすくなります。

国内で開かれる国際カンファレンス

Scalaの国際カンファレンス、ScalaMatsuri2016が2016年1月30日から1月31日にかけて、東京で開催されました。

このイベントはアジア最大級のScalaのエンジニアイベントで、国内外から500人を超える参加者が集まりました。
2014年の発表はニコニコ動画上で無料で動画が閲覧可能になっています。2016年の発表についてもWeb上での公開を準備中です。
(なお、ScalaMatsuriは前々回は2014年9月に開催され、前回は2016年1月に開催されたので、年度的には2014年、2015年ですが、国際的な基準に合わせて2014, 2016とネーミングされています)
もし、Scalaについてご存じない方は、下記のYouTube動画をご確認ください。


このイベントは2014年から名前を変え、場所を変え、時期を変えながら着実にスケールアップして定期開催されているので、次回開催時にはぜひ参加してはいかかがでしょうか。
また、RubyKaigiは日本で毎年開催されているRubyの国際的なイベントです。
2016年9月8日から9月11日の3日間、京都で開催されました。
国際色豊かなスピーカーが集まり、イベントは盛況でした。
他にも、DojoConというイベントもあります。
アイルランド発祥で現在では世界中で開催されている、CoderDojoという子ども向けプログラミング学習イベントがあります。
このCoderDojoは日本国内でも活動が活発で、全国各地で開催されています。
そして、各地で開催されるDojoが一同に会するビッグイベントがDojoConです。
日本でのDojoConの開催はこれまでありませんでしたが、2016年の9月に初開催されました。
本場アイルランドのバックアップを受けて開催されたのです。

プログラミングカンファレンスに参加するメリット

これらのイベントの魅力は、イベントの懇親会などでのコミュニケーションにあります。
ScalaMatsuriのように生中継やビデオ配信をしてくれるイベントもあるので、国内とはいえわざわざ会場に足を運ぶ必要を感じない人もいるかもしれません。
しかし、実際にイベントに参加することで世界中から集まったスピーカーたちと交流する機会が得られます。
会場の熱気を感じながら、参加者たちと交流すれば素晴らしい刺激を得られるのは間違いありません。
気になるイベントの開催に向けて、今から英語力を磨いて海外からの参加者をおもてなしできるように準備を進めてはどうでしょうか。
きっと、エンジニアとしてのステップアップにつながるでしょう。

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