ブログ記事を読んでもらった読者に、商品の購入やアカウントの登録など、なんらかの行動を起こしてもらうためには、単純にPVを集めるだけでなく、ページを訪問してくれた人に、記事を読んでもらう必要があります。
ただし、基本的にブログの読者には3つのNOTが存在すると言われています。
3つのNOTが何か、そしてどのように対処すべきかについて解説します。
3つのNOT(読まない・信じない・行動しない)
3つのNOTは、広告界のノーベル賞とも言えるマクスウェル・ザックハイム賞の名前にもなっている、広告コピーライターのマクスウェル・ザックハイム氏が提唱した以下の3つのものを指します。
- Not Read(読まない)
- Not Believe(信じない)
- Not Act(行動しない)
これら3つのNOTは元々は広告のコピーに対して提唱されたものですが、そのエッセンスはブログ記事にも応用できます。
みなさんもWebサイトの記事を読んでいるとき、しっかりと読み込むような読み方をしているでしょうか?
もしかしたら、そんなときもあるかもしれませんが、たいていの場合、流し読みをして、さーっと目を通す、あるいは興味がなければ読むのをすぐ止めることがほとんどだと思います。
まさにNot Read(読まない)ですね。
また、読んだとしても記事の内容を信じない、記事の中で特定の商品を宣伝していても買わない、ということがよくあると思います。
このように3つのNOTは
1→2→3
の順に並んでいて、順々にNOTを攻略する必要があります。
1つ目のNOTを突破して、無事記事を読んでもらえたとしても、次に内容を信じてもらうという壁があり、その次に、行動を起こしてもらうという別の壁が立ちはだかります。
3つのNOTどうやって攻略すればいい?
3つのNOTの壁のそれぞれに、さまざまな攻略法がありますが、まず意識して欲しいのは感情です。
記事を真剣に読もうという気持ちがない、信じてない、行動する気がない、そんな人に記事を届けるために、いくら論理的に記事のすばらしさを並べても、3つのNOTの壁に阻まれるのがオチです。
そこで壁を突破するために意識して欲しいのが感情を揺さぶることです。
3つのNOTの固いガードを感情をゆさぶることで突破できれば、論理的な説明をすっと読者に届けることができます。
感情を揺さぶるための共感、ストーリー
記事の冒頭で感情を揺さぶる方法はいくつかあります。
例えば、インパクトのあるタイトルや、キャッチーな画像、共感を呼ぶようなメッセージや、思わず続きを読みたくなるストーリーなどです。
どの方法が適切なのかは、ターゲットとする読者像や、流入チャネル(検索で来るか、SNSでバズって来るかなど)によって異なるので、ご自身の記事に適したものを選びましょう!
いかがでしたか?
普段書いている記事でも、論理→感情ではなく、感情→論理の順番の構成になっているかどうかを気にするだけで、滞在時間を大きく改善することができます。
記事の改善はちょっとした意識付けの積み重ねです。
ぜひ、次に記事を書くときや、既存記事を改良するときに3つのNOTを意識してみてください!
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