カリグラフィーとスティーブ・ジョブズに関係がある事を知っていますか?
西洋の書道とAppleの創業者には、実は深い関係があったのです。
今回は、『カリグラフィー×スティーブ・ジョブズ』が生んだ芸術的発明品について紹介したいと思います。
若かりし頃のジョブズ
ジョブズはオレゴン州ポートランドのリードカレッジ(大学)に入学しました。しかし、半年で退学してしまうのです。
その理由は、必修科目に興味が無く、両親が苦労して貯めたお金を意味のない教育に使う事に罪悪感を抱いたから。
大学を辞めたもののジョブズはその後も大学に居続け、自分の興味のある授業だけを取るもぐりの学生になったのです。
その時にジョブズがもぐり込んだ授業のひとつがカリグラフィーでした。
リードカレッジでは当時、全米でおそらく最も高水準のカリグラフの講義を受けることができ、キャンパスにあるポスターや棚のラベルは、手書きの美しいカリグラフで彩られていました。
ジョブズいわく、「その面白さに魅了された。」
ジョブズは授業で、ひげ飾り文字やセリフ書体、活字を組み合わせた場合のスペースのあけ方、何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのかなどを学び、科学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになりました。
でも、それが今後の人生でどのように役立ったのでしょうか?
マッキントッシュを世に送り出す
その後、アップルコンピュータを設立したジョブズ。いくつかヒット商品を送り出した後、有名なマッキントッシュが制作されました。
そのマッキントッシュのデザイン中にジョブズはある事を思い出します。それは大学でのカリグラフィの授業でした。
「10年後、最初のマッキントッシュをデザインしているときにそれが戻ってきたのです。もっていた知識をすべてMacのなかに盛り込みました。それは美しいタイポグラフィを内蔵した初めてのコンピューターとなりました。」
つまり、もしジョブズがカリグラフィーについて知らなければ、パソコンに今のような沢山のフォントが無かったかもしれないのです。文字間調節機能も入っていなかったかもしれません。
カリグラフィーがコンピューターの未来を変えたのです。
いかがでしたか?
今回の記事はカリグラフィーとスティーブ・ジョブズの関係についてでした。
今していることが未来にどのように繋がっているかは、誰にもわかりません。
ShareWis Pressの記事や、カリグラフィーの記事を読んだことが、あなたの将来の何かに繋がってくれれば嬉しいです。
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