英単語の暗記術で、お手軽に語彙を増やすための方法として、なにか1つの単語を覚えてそこから派生する単語を覚えていくという方法があります。
たとえば、 load (読み込む)
という単語と re- (再び)
という接頭辞を組み合わせると reload(再読み込み)
になって、お手軽に語彙を増やせるわけです。
しかし、数ある単語の中には、接頭辞ではないのに接頭辞が付いているように見える単語があるので要注意が必要です。
今回はそんな注意したい接頭辞をいくつかご紹介します。
a-(否定の意)
a-
という接頭辞には、否定の意味が含まれます。
例えば、 sync(同時に起きる、同期する)
に対して、この接頭辞を付けると async(非同期)
となりますし、symmetry(対称)
に対して asymmetry(非対称)
になります。
ここまでは、いいのですが、注意が必要なのが次の単語です。
それは、 greed
と agreed
です。greed
は、強欲という単語で、 agreed
は 同意した という形容詞です。 agree(同意する)
の形容詞変化になります。greed
とは全く関係ないので、注意が必要です。
in-
接頭辞には複数の意味を持つものが多くありますが、 in-
という接頭辞も注意が必要です。in-
には、先ほどの a-
と同様に否定の意味があります。
例えば、 visible(見える)
に対して invisible(目に見えない)
という単語があります。
(なお、非常によく似た単語に vincible(征服できる)
と invincible(無敵の)
という単語もあります。 invisible
も invincible
も映画のタイトルとして使われていますので、ビデオレンタルなどの際にお間違えにならないようにご注意ください)
しかし、 in-
には 内側 という意味もあります。最近、公開されたインサイドヘッド(原題は Inside Out)という映画がありますが、この インサイド は inside(内部)
という意味です。
また、 in-
に対応して out-(外側)
もあります。 先ほどの inside
に対して outside(外部)
となるわけです。
このように複数の重用な意味がある接頭辞もありますので、よくよく注意しましょう。
終わりに
今回は接頭辞に限ってお伝えしましたが、単語の最初につく接頭辞の他に当然、単語の最後につく接尾辞もあります。
こういった、ちょっとした知識を知っていると、加速度的に英語の語彙を増やすことが出来ます。
上手に効率的に英語力を伸ばしていきましょう。
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