先月から、TwitterのライバルとしてMastodon(マストドン)という名前を見かけます。
マストドンに関するまとめ記事は既に色々な記事が書かれており、今からマストドンを始めるのに充分な情報があります。
今回の記事では、マストドンそのものというより、国内での広がりの経緯や、周辺環境の発展に注目してみようと思います。
マストドンとは
Twitterのようなミニブログをもっとオープンに利用できるようにする目的で開発されたサービスです。
TwitterはTwitter社が運用していますが、マストドンは個人が自由に運用できます。
完全なオープンソースであり、内部で何が行われているか、実装を見ることができます。
マストドンの歴史
マストドンは、4月から国内で急激に注目を浴びるようになりました。簡単にマストドンに関して何があったのかまとめてみました。
- 2017/02/06 マストドン v1.0 リリース
- 2017/04初め 海外のメディアでTwitterのライバルとして取り上げれらる様になる
- 2017/04/10 日本でもメディアに取り上げられる http://ascii.jp/elem/000/001/465/1465842/
- 2017/04/12 mstdn.jp 開設 https://twitter.com/nullkal/status/852155029536374785
- 2017/04/14 mstdn.jp がユーザ数世界一に(2017/05/26 時点で一位はPawoo)
- 2017/04/15 PixivがPowooをリリース http://b.hatena.ne.jp/entry/www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62406690
- 2017/04/15 mstdn.jp がサーバ移転。併せてデータリセット
- 2017/04/16 再びユーザ数世界一に
- 2017/04/19 ドワンゴがniconicoと連携した friends.nico をリリース
- 2017/04/28 マストドン会議 が開催
日本においては、マストドンにとって4月は激動の1ヶ月だったことがわかりますね。
なお、5/12には、日本初(ひょっとすると世界初かも)のマストドンに関する書籍が出版されています。
その他の動き
クライアントが続々リリース
iOS, Androidなどさまざまクライアントがリリースされていて、ストアで検索するとスグに見つかります。
サードパーティーのサービスも広がっている
検索サービスが中心ですが、マストドンのエコシステムに載ったサービスも登場しています。
- マストドン検索ポータル
- Mastodon Navi (サービス終了したようです)
- マストドンリアルタイム検索
このように、単に利用者が増えているというだけでなく、個人や第三者の企業がツールやクライアントを提供しており、エコシステムの発展が進んでいます。
このような周辺ツールが怒涛の勢いで開発、公開されているのは、マストドンが完全にオープンな仕様で、誰でも情報にアクセスできるという点が大きいと思います。
マストドンがこのまま定着するかどうかはわかりませんが、まだまだマストドンの発展は続きそうです。
プログラミングができれば、自分なりにカスタマイズもできます(改変したソースコードは公開する必要があります)。
色々と今後の活用の夢も広がりますね。
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