プログラミングを勉強したいんだけど、何から勉強したらいんだろう?
そんなプログラミング初心者に、まずHTMLを学習することを進めるケースがよくあります。
しかし、HTMLはプログラミング言語と呼んでいいのでしょうか?
その疑問について説明したいと思います。
HTMLの名前を見たら書いてあったね
HTMLは略さずに書くとHyper Text Markup Languageです。
あっ、早速答えが出てしましましたね。
HTMLはプログラミング言語(Programming Language)ではなくマークアップ言語(Markup Language)なんですね。
いやっちょと待ってください。
なんか分かったような気がしますが、プログラミング言語とマークアップ言語って何が違うんでしょう?
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90秒で分かる超初心者のためのHTMLって何?
計算を行なうプログラミング言語、印としてのマークアップ言語
プログラミング言語とは何らかの計算を行なう言語として定義されています。難しい言い方をすると計算表現能力のある言語がプログラミング言語とされます。
2 + 2 を受け取ったら4という答えを出したり、ifと書いてあったら条件を分岐させたりする能力をもつのがプログラミング言語です。
一方、マークアップ言語には計算表現能力がありません。
英語のmark upという言葉は、「~に印をつける」という意味の他動詞です。
そのため、マークアップ言語は「印をつけるための言語」ということになります。
HTMLは
「ここ<h1>が見出しですよ。」
「ここ<p>が段落ですよ。」
「ここ<table>が表ですよ。」
という印をWebブラウザに伝えるための言語です。
そして、その情報を受け取ったWebブラウザがその情報を元に表示を行なう、という流れになっています。
HTML自体は機能的な役割は果たさず、構造を読み取ってもらうための「印」としての役割を果たしています。
プログラミング言語かマークアップ言語かなんてことはどうでもいいからHTMLを学ばせてくれよ!
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