ことわざに夫婦げんかは犬も食わない、というものがあります。
しかし、このことわざ、どうして犬なんでしょう?
動物でよければ、猫だって、鳥だっていいはず!
そこにはちゃんとした理由があるんです。
雑食の代表として犬が選ばれた!
夫婦げんかは犬も食わない、で犬が使われた理由はズバリ犬が雑食だからです!
本来雑食で何でも食べるはずの犬も、さすがに夫婦げんかは食べないよ、というニュアンスで、つまらない原因で起こったであろう夫婦げんかは人がとやかく言うものではない、という意味になります。
雑食なら他にも色んな動物がいるんじゃない?と思われるかもしれませんが、昔の人にとっては、何でもより好みせずに食べまくる動物の中で一番身近な存在は犬だったために、こういうことわざが生まれたものと考えられます。
英語でも犬も食わないって言うの?
目を見張るような: eye-opening
本の虫: book worm
といったように、日本語と英語の慣用表現がまったく同じものがしばしばあります。
ではこの犬も喰わないは英語でもdog doesn’t eatなどと言ったりするのでしょうか?
答えはNo.です。
もちろんdog doesn’t eatやdog wouldn’t eatと言えば、なんとなく意味は通じますが、慣用表現として英語で一般的かといわれれば、そんなことはありません。
ですので、夫婦げんかは犬も食わない、と英語で表現したい場合は、純粋にこのことわざの意味通り、夫婦げんかは誰も干渉するべきではない、No one shouldn’t interfere… などと表現するのが良いでしょう。
みなさんも日本語の慣用表現の由来や、関係する英語表現を調べることで、言葉の面白さを味わってみてはいかがでしょうか?
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