半沢直樹の影響でメガバンクの就職ランキングは上がるか!?

社会に出たことがない、働いたことがない学生にとって、「働く」ことを具体的にイメージするのは難しいです。
アルバイト等をしていても、企業で働くこととはまた責任が違いますよね。
私は医療業界で働いていたのですが、就活の時もなかなか働くイメージがわかず、志望動機や会社に入ってやりたいことなどを考えるのに苦労しました。
そんな時、テレビドラマや映画、マンガや小説など、周りにある作品が自分の職業観に影響を与えたことはないですか?
こんな記事を見つけました。

文系女子が就活時に参考にした作品は? – 「名探偵コナン」「プラダを着た悪魔」「半沢直樹」

今年はドラマ半沢直樹が絶好調ですが、視聴率だけでなく社会に大きなインパクトを与える可能性があります。

「倍返し」でバンカー志望の就活生が増加!?

人気ドラマは、その年の就職活動に大きな影響を与えることが知られています。
最初の記事でも紹介しましたが、例えば、
GOOD LUCK!が放送された年にはANAやJALなどの航空会社の志望者が増えました。
また、HEROが放送されたことで、検事を志望する人が増えたと言われています。
(キムタクばかりですね…)
海猿が放送された時は
ドラマ半沢直樹のブームの影響で今年は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行といったメガバンクへの就職を希望する人が増える可能性があります。
以下は最初にご紹介した記事の引用です。

「銀行に対して興味を持つきっかけになった。ドラマでは悪いイメージで描かれていたが、自分で調べてみると銀行の業務に興味がわいた」
「もともと銀行に興味を持っていましたが、このドラマをみてさらに志望度が高まりました。大企業ではなく、これから成長するであろう中小企業への積極的な融資をしてみたいと感じました」

銀行員についてのドラマって珍しいですよね。多くの人が興味を持つきっかけになったことは確かです。

メガバンクへの志望増加は限定的!?

しかし、GOOD LUCK!やHEROなどと比べると、半沢直樹はメガバンクの黒い部分にフォーカスを当てています。
そのため、「かっこいい!私もこんな風になりたい!」
と思わず、「こんな大変そうなところは避けよう…。」「大企業内での個人の動きの不自由さを感じる…」と思う人が出てきてもおかしくありません。
実際に最初に紹介した記事の中の総評の部分では、

『半沢直樹』については、文系男子、理系男子ともに多く回答を集めていたが、ポジティブな意見が目立ったことが大きな特徴だ。男子は「銀行で働きたくないと思った」という意見が多くを占めたが、文系女子の場合は「銀行に興味を持って、働いてみたいと思った」「半沢直樹がかっこよかった」など、むしろ金融業に興味を持ったという意見の方が割合が大きかった。女子の強さを表しているのかもしれない。

と書かれています。
そのため、ドラマの人気の割りにはメガバンクへの就職志望者の増加は限定的かもしれませんね。


就活の情報収集では、ドラマを見るだけでなく、他の情報源もたくさん活用しましょう!

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