銀行員になりたいが転勤や残業、休みが気になる人のために

ドラマ「半沢直樹」が大人気。
ドラマの影響で、銀行員に興味を持った就活中の学生がかなり増えたのではないでしょうか。
ですが、ドラマを観て「下っ端の銀行員の業務は激務で自分には耐えられない」と思った人もいたかもしれません。
ドラマでは過剰に表現されていた部分もあるかと思うので、今回は銀行員の転勤や残業、休暇についてご紹介します。

コインが詰まったグラスから植物が生えている画像

銀行員の転勤事情

銀行員の転勤は残念ながら3年ごとに生じます。5年も同じ支店で働いていることは極めて稀です。
理由は3つあって、「融資先との癒着をふせぐため」「クレームに対応するため」「不正を防ぐため」です。
1つめですが、同じ融資先を長い間担当していると、気心も知れて仲良くなります。そうすると、だんだんお客さんからの頼みが断りにくくなってきます。業績が悪化傾向にあっても、「一時的なものなのでなんとか支援を継続してほしい」という頼みなど、客観性を失って融資先の会社側よりの判断をしてしまうことがあります。そういったことを防ぐために転勤があります。
そして、もしお客様からクレームがあった場合、担当者が転勤していれば、「担当者は転勤したのでいません、わかりません」と言って口実にできるパターンです。実際、転勤した先に電話して過去のことについて聞くこともあまりしないようです。
また、不正を防ぐことも理由の1つです。必ず転勤があって、別の人が担当になればすぐ発覚してしまうという前提があれば、不正をしようとする人もずいぶん減りますよね。
ですので、将来、しっかりと住む拠点を構えたいと考えている人には銀行員は向かないかもしれません。

銀行員の残業事情

銀行員は支店の閉店後、夜遅くまで働いているように思われますが、実は銀行には夜遅くまであまりいません。
就業規定や組合の管理が厳しく週に1度は6時に帰れたりします。
しかし、その分、日中は激務で昼休みなんて取っている場合じゃないことが多々あります。
残業は多くは無いですが、ただし、接待や飲み会などで結果的に夜遅くまで帰れないことも多々あるようです。

銀行員の有休消化事情

銀行員にお盆休みはありません。
ですが、2月と8月や9月に連続休暇を有給を使ってとることができます。
正月休みは4日間だけです。
銀行員は全体的に休みが少なく、休日も研修や資格の勉強で潰れることが多いですので、家でのんびりしたいと考えている人には向かないかもしれません・・・。


いかがでしたか?
今回は銀行員の転勤・残業・休暇事情についてご紹介しました。
私もすごく仲のいいバンカーの友達が関西から関東に転勤してしまった時は悲しかったです。
転勤はバンカーの宿命ですね。

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