ビジネスプランとビジネスモデルキャンバスって何が違う?

社会人になると、日々の中で聞こえてくる言葉も様々なものになっていきますが、
その中でも、よく耳にするビジネスプランというやつとビジネスモデルキャンバスは何が違うの?という声について、今回は説明をしたいと思います。
社会人の方はもちろん・企業を目指す学生の方も必見です!

ビジネスプランって何?

株式会社シェアウィズでも作ったことがありますが、
これはその時点でのビジネスの状況と、これからの構想をまとめたもののことです。
今までの経営状況や、どういった商材をどう扱い、どれだけの利益を出しているのか。
またその状況を踏まえた上でこれからのビジネスについて、どういったことを行おうとしているのかを書き記します。
その時点で、というのが重要なポイントで、
会計でいうと貸借対照表(バランスシート)のようなものがビジネスプランです。
※貸借対照表とは会社が一定の期間において、資金をどうやって集めて、どのようにその資金を保管しているのかを見やすい形にしているものです。決算表にも財務3表の一つとして、入っているものとなりますね。
これからのことをどうしていこうと考えているのか、その構想をまとめたレポートのようなものなので、必然と外部に提出する場合が多いです。
例えば資金を得るために投資家や銀行などに提出するときなんかにも、説得の材料として必要になるものです。
そのため誰の目からみてもわかりやすく、簡潔にまとめられているものが好ましいとされております。
また外の目だけでなく、自分の頭の中を整理するためにも用いられます。
ここらはマインドマップと近いものがあるでしょうか。
※マインドマップとは思考法の一つ。頭の中で考えていることを目に見える形にする方法のこと。

ビジネスモデルキャンバスとどう違う?

一方、ビジネスモデルキャンバスはもう少し身近な、それこそ普段使いするためのものです。9つの要素(顧客セグメント・提供する価値・チャネル・顧客との関係・収入の流れ・主なリソース・主な活動・パートナー・コストに分類された内容を現在の状況から当てはめていき、各要素が今どうなっているかを確認するために使います。
ビジネスプランが定期的に作るレポートだとしたら、
ビジネスモデルキャンバスは日々使うチェックリストのようなものです。
このように、ビジネスプランとビジネスモデルキャンバスでは、利用シーンが大きく異なりますので、それぞれの利用シーンに応じて使い分けてください。

90秒で分かるビジネスモデル・キャンバスって何?

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