小学校でも英語が必修科目になり、今では幼稚園から英会話スクールに行く子どもも多いようです。既に社会人である人も、中学・高校時代だけでみっちり6年間も英語を勉強しています。さらに受験英語で徹底的に単語や文法を覚えますし、大学でも一般教養として学びます。
しかし、なかなか英語を話せるようになりません。これはなぜなのでしょう?
英語のアウトプットが不足している
義務教育だけでも、かなりの量の英語の単語、文法、読解能力をインプットしますが、使い道を思い返せば、テストや入試のみです。
英語で人と会話するアウトプットが圧倒的に不足しています。
やがて大人になってから、仕事や海外旅行を通して、英語を話したいなと思うと、やはり多くの人はさらなるインプットに励みます。
ひたすらCDを聞く、テキストをやりこむ、英会話スクールに通う人など、インプットの仕方は様々ですが、実際に「話す」というアウトプットがない点は共通しています。
インプットにはゴールがないので、なんのためにやっているのかが見えなくなり、いずれは挫折してしまいます。
もちろんインプットは無駄ではありませんが、インプットしたことは自動的に自分資産にはならないのです。
英語の勉強は自分資産づくりですが、厳密にいうと「アウトプットなしのインプット」は「含み資産」にすぎません。
インプットのみの勉強は、能力が眠った状態で活用できないということを知っておく必要があります。
では、なぜ英語を口から発するというアウトプットができないのでしょうか?
学生時代に英語を勉強していないから無理という思い込み
英語が話せるようになる人とならない人の決定的な違いは、考え方の癖の違いです。
「わたしは学生時代に英語を勉強していないから」「この歳ではもう遅い」のように「私は◯◯だから、できない」と考える癖のある人は、英語を話せるようにはなれません。
もし英語を話せるようになりたいなら、できない言い訳から考える癖をやめましょう。
とても危険です。
最初からできないと決めつければ、その時点で何もかもがストップしてしまうのです。
これは英語に限ったことではありません。
この思考停止グセが身に付いてしまっている人は、最終的に人生の何事でも壁にぶつかったらこのように考えてしまうので、注意が必要です。
どんなに優れた英語マスターでも、最初から英語を話せたわけではありません。
しかし、優れた人や英語を話せるようになった人はみんな、このように考えています。
「できない良い訳ではなく、どうしたらできるかを考えろ!」
何かやろうと思ったときに、「できない言い訳」ではなく、「どうしたらできるか?」と考える癖をもっていたから。
ただそれだけのことなのです。
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