皆さんご存知の「本能寺の変」。
明智光秀が信長に対して謀反を起こし、本能寺で自害に追いやった事件ですね。
でも、よく考えてみると本能寺の変の「変」ってどういう意味なのでしょうか?
こちらはYouTubeで人気のエグスプロージョンの本能寺の変の動画です。
明智光秀は変なやつだったから変?
いえいえ、実はものすごく教養人で、大変優秀な武将でした。
教養が高く、朝廷との交渉役もまかされていたのです。
また、豊臣秀吉よりも早く出世するなど、とても優れた武将でした。
織田信長に対して裏切るという変なことをしたから変?
こちらも違います。
戦国時代は謀反の連続!
小早川秀秋が西軍を裏切り、東軍の勝利に大きな影響を与えたことは有名ですね!
乱と変の違い、変とは突発的なクーデター!
さてさて、本能寺の変の「変」ですが、クーデターというのがその正しい意味です。
クーデターは英語じゃなくて実はフランス語。スペルはcoup d’Étatです。意味は「国家に対する一撃(攻撃)」です。
クーデターを表す日本語として「変」の他に「乱」もあります。
「変」と「乱」は、社会的な影響の規模、そもそもの争いの規模によって使い分けます。
「乱」は大規模な争いとなり、社会に大きな影響を与えたクーデター、一方、「変」は社会的な影響がそこまで大きくない、突発的なクーデーターを指します。
もちろん明智光秀が与えた影響はとても大きかったですし、「本能寺の乱」と呼ぶことも可能かもしれません。
※実際に一部の教科書では乱と変の使い分けをしていません。
歴史は解釈によってその出来事の呼び方も変わってくるのですね!
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