人生を知るためには一本の矢の重みを知ろう

人生に助走期間はない」というのはかつて若くして亡くなったレーサー・浮谷東次郎の言葉です。

私たちは毎日が本番であるという事実をあまりに都合良く忘却しています。

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失敗は少ない方が良い

今は準備期間に過ぎないのだという認識、つまり「失敗を許容する心の持ちよう」は、往々にして毒でありえます。

確かに失敗は諦めない限りは成功の礎になるでしょう。ですが失敗し続けることが良いという事実はないのです。
最短で成功する方が良いはずなのに、失敗をむやみに持ち上げると誤解が生じる恐れがあります。

要すれば賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶというのに近いでしょうか。

そうはいっても正直なところ、学べればどちらでもいいし、泥臭くても経験に学ぶ方が身につきやすいという見方も確かにあるかもしれません。
でも人や書物などから情報を得て学ぼうとする意識をもてば、自ずと失敗の数は減っていくこともまた事実なのです。

失敗は宝。でも「失敗してもいいや」はダメ

練習だと思って挑めば、必ず詰めの甘さが滲み出ます。

こういう話を聞くと、吉田兼好の徒然草の一節を思い出しますね。中高生の頃に国語の授業で習った覚えがある人も多いであろう弓矢の話ですね!

ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて、的に向かふ。
師の言はく「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、初めの矢になほざりの心あり。毎度、ただ、得矢なく、この一矢に定むべしと思へ。」と言ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろそかにせんと思はんや。懈怠の心、みずから知らずといへども、師、これを知る。この戒め、万事にわたるべし。

【現代語訳】
ある人が弓の射方を習っていたときに二本の矢をもって的に向かった。それを見て師匠は言った。「素人が二本も矢を持ったらあかん。二本目をあてにして一本目の矢が軽くなるからや。弓を射る時は一本一本ぜんぶ本番なんやと思え(だから一本だけ持って行けや)」
たった二本しかない矢を師匠の前でおろそかにしようなどと誰が思うだろうか(いや誰も思うまい)。しかし怠けようとする心は、自分では気づいていなくても生まれることを師匠は知っている。

矢

人生一度きり。私たちは成果を求められる場においては、今この瞬間こそが本番と心して常に全力で臨み、どうせならその上で失敗すべきなのです。

常なる本番をより良いものにするために、こんなコースはいかがでしょう。

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