正しく日本語を使いこなす、くぎり符号と様々なかっこの使い方

2017年も師走に入りました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?そろそろ年賀状の用意をしている方も多いのではないでしょうか?

年賀状に添える文章を書くとき、久しぶりに手書きで日本語を書いていると気づくこともありますよね?最近では、文章はパソコンやスマホの入力がほとんどで、手書きをすることはあまりないかもしれません。このように年末は、いつもより日本語を意識する時期ということで、手書きでもパソコンやスマホのタイプでも何気なく使うことが多い、「、」、「。」、「・」や様々なかっこの正しい使い方について、解説します。

くぎり符号に関しては、昭和21年「くぎり符号の使ひ方[句読法](案)」をもとにして、文部省が昭和25年12月、「国語の書き表し方」に示した符号の用い方が、一つの基準とされています。

くぎり符号と様々なかっこの使い方

[1] 。まる

句点「。」は、一文の言い切りを示し、「 」・( )などの中でも文末に「。」を用います。「 」の最後に「。」をつけるかどうか迷うことがあるかもしれませんが、文章の終わりだったら、「。」をつけておけば良いのですね。

[2] 、てん

読点は、あまり迷うことはないかもしれません。文章を読みやすくするためにつけたり、切れめにつけたりしますよね。明確なルールはなく、文章のテンポをよくするときには意図的に多く読点をつけることもあるようです。

[3] ・なかてん

なかてん「・」は、名詞を並列する場合に用います。なかぐろ、とも言われます。本や雑誌の編集に関わったことがある方は、なかぐろ、と言う表現が一般的かもしれませんね。

例: コーヒー・紅茶は、リラックスをするときに飲むことが多い。

[4] (   )まるかっこ

(  )は、語句や文の次に付して、特に注記を加えるために用います。

例:フィンテック(ファイナンスと、技術を意味するテクノロジーを組み合わせた造語でICTを用いた金融分野の革新を表す)はこれからますます注目されるだろう。

[5] 「 」かぎかっこ

「  」は、会話文であること、引用を示すこと、注意を喚起するときなどに用いられます。

例:

a. 「このニュースおもしろいね」と友人は言った。

b.  ナイキの創業者フィル・ナイトは「日商という存在がなかったら私たちはどうなっていただろうか。」(『SHOE DOG』より)と自叙伝で述べている。

c. 最近は、「ビットコイン」「ブロックチェーン」といったキーワードが頻繁に新聞に出てくる。

[6] 『 』ふたえ(二重)かぎかっこ

『 』は「 」の中に引用として用いる場合や、単行本の書名などに用いられます。

例:

a. 「友だちが『このニュースおもしろいね』と言っていたから、覚えていたんだ。」と弟は言った。

b. 恩田陸の書いた『蜜蜂と遠雷』は、直木賞を受賞した。

(参考・引用)

『新・はじめての日本語教育1 増補改訂版』(監修:高見澤孟、アスク出版)


いかがでしたか?
くぎり符号とかっこを正しく使えるようになりましょう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク