三段論法で有名な演繹法ですが、そもそも演繹法ってなんて読むか分かりますか?
そう、
えんえきほう
です。
まさか
えんたくほう
とか読んだりしてませんよね!?
読んでませんよねぇぇぇ!!?
「えんたく」なんて言うと赤っ恥ですよ。
「え?なにそれ?SDガンダム円卓の騎士ですか?あぁぁん!!!」
って言われます!
クイズ赤っ恥 青っ恥ですよ!
えん「たく」と読みたくなる理由
しかしなぜ、繹を「たく」って読みたくなるんでしょう?
では、まずこちらを御覧ください。
鐸
…
…
…
これ「たく」って読むんです。
銅鐸とか、お寺などでよく見る風鐸など、使われている熟語からわかるように
釣り鐘形で中に舌(ぜつ)をつるした鈴の一種という意味みたいですよ。
はい、ではこれは?
擇
…
…
…
これも「たく」って読むんです。
これは選択の「択」の字の旧字にあたります。
漢字は「選ぶ」という意味です。”てへん”に依存する文字のようですね。
次はこれじゃ。
澤
…
…
…
もうわかりましたね。
これも「たく」って読むんです。
こちらも「沢」の旧字体です。名字に使われてる方もよくいらっしゃいますね。
この澤はそのまま「沢登り」などのさわと同じ意味ですね。
はい、じゃあこれは?
繹
…
…
…
「はっはーん。パターン、パターン。鐸・擇・澤が「たく」なんだから、繹も「たく」でしょ。答えは「たく」!」
ブッブー!!!!!
「Why Japanese people!!!! 」と叫びたくなる気持ちはわかります。
しかし、繹は「たく」とは読まず、「えき」なんです。
繹に関しては、鐸・擇・澤と意味も違えば「読み」まで違うのです!
繹の漢字自体の意味
「繹」という漢字自体の意味は、デジタル大辞林によると
たずねる。糸口を得る。
だそうです。
上記の「たく」達と同じく【へん】に依存した意味だとわかりますよね。
そう、繹の字で大切なのはこのいとへん!
演繹法もひとつの話題が糸口となり論理的に連なって
一本の糸のような構造になっていますよね。
演繹的な話とはまさに筋の通った話というわけです。納得です!
演繹法の意味
さて、演繹法の繹という漢字の読み方と意味が分かったところで、改めて演繹法という漢字を見てみましょう。
演繹法の「演」という字は実は、訓読みで「演べる」と書いて「のべる」と読むことができます。意味は「述べる」と同じく、「説明する。自分の考えなどをおしひろめる。」という意味です。
なので、演繹法……漢字からそのまま意味を捉えるのであれば、
述べた言葉(演)から糸口を得る(繹)方法で演繹法!
そう!演繹法ってまさにその通りの意味なんです!
いかがでしたか?
演繹法の漢字について詳しくなったところで、他の漢字の語源についても学んでみましょう!
以下の無料動画では大丈夫の語源を90秒で学ぶことができます。是非チェックしてみてください!