ここぞという勝負のときにどのような行動を取れば、自分は最良の結果を残す事ができるのだろうか?
人生には、しばしば分岐点になるような大きな勝負がつきものである。
そして結果はどうであれ、だれもがあのとき、こうすればよかった、など考えたことがあるだろう。
もちろん、その勝負の相手がポーカーやチンチロなど人の意を介しない運だけに任せたいわゆる博打のような場合もある。一方で、相手が人間で人の意を介しているサッカーのPK勝負や商品の価格競争のような勝負の場合もある。
そのような人の意思が関係する状況での戦略や戦術を考える学問がある。そう、「ゲーム理論」である。
ゲーム理論とは何か?
OR辞典によると以下のように記述がある。
複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論. フォンノイマン(J. von Neumann)とモルゲンシュルン(O. Morgenstern)の大著“Theory of Games and EconomicBehavior”をその出発点とする. 各決定主体が独立に意思決定を行う非協力ゲーム理論と, 各主体が話し合い, その結果得られた合意に拘束力がある状況を扱う協力ゲーム理論がある. 経済学を始めとする社会科学, ORなどの数理科学, そして生物学と, その応用分野は広い.
つまり、ゲーム理論は簡略に言えば、「複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論」である。
例えば、2人のプレイヤー(行為者)がいて、そのプレイヤーが取りうる行動には各自A,Bの選択肢があるとする。そのような状況での行動を分析しグラフ化する。
そして、なぜそのような結果となるのか。
このグラフからどのように人は行動するのかを調査する学問である。
ゲーム理論を学ぼう
ゲーム理論を活用することによって、複数のプレイヤーが存在するような状況下で、自分が取るべき行動を理論的に考えることができるようになる。
ゲーム理論は、何も特定のゲームにだけ適用されるわけではなく、日々の生活で見られるあらゆるシチュエーションに適用できるなど、その適用範囲はかなり広い。
最近ではサッカーのPKやバレーボールなどのスポーツ、その他様々な私たちの身近な分野に応用されている。
つまり、ゲーム理論を学ぶことでプライベートなことから、ビジネスにわたるまで様々な意思決定の場面でこのゲーム理論の考え方を活用できるのである。
このように、ゲーム理論を学ぶことで人生における意思決定を有利に運ぶことができるようになるのである。
さあ、あなたもこの機会にゲーム理論を学んでみよう。
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