無料オンライン講座でプログラミングを学ぶ方法って実際どうなの?

Webサービスを作りたい人が、素早くプログラミング言語を学べる15サイト
上記の記事のように、日々、プログラミングが学べるオンラインサービスがまとめられ、バズっていますね。でも、実際のところ、オンライン学習のみで、プログラミングを身につけることができるのでしょうか?

実際のところ、プログラミングのオンライン学習ってどうなの?

結論から先に述べると、オンラインのプログラミング学習は、インプットの位置づけにするべきで、さらに言えば、プログラミング言語の概要を掴むための導入として考えるべきです。

プログラミング言語の概要や環境構築を行いたい人にはオンライン学習が効果的

言語の環境構築で戸惑っていたり、プログラミング言語って何?くらいの知識の人には、言語の概要やツールの使い方、環境構築方法を知る上で、大変役に立つと思います。プログラミング初心者にとって最大のネックになるのが、環境構築だと思います。この「環境構築」においてオンラインプログラミング講座は最適だと思います。
 
ただし、以下のような人にはあまり向いていないかもしれません。

就職のときにプログラミングができると言いたいひと

オンライン講座では専らインプットが主体です。アウトプットの場は設けられていないことが多いです。就職の際にプログラミング経験がありと言いたいなら、簡単なゲームやアプリを作成したことがあるなど、実際にやったことがあるという、アウトプットの実績が求められるからです。

講座を受講すればすぐにコードが書けたり、アプリ開発ができると思っている人

こちらもオンライン講座はインプットが主体なので、いきなり受講を完了したからと言って、コードを書けるようにはなりません。受講完了した後、さらに本を読んだり、実際のサービスのコードを読んだりして、自分でさらなる知識をつけ、試行錯誤しないといけません。実際にコードが書けたり、アプリ開発ができるようになるまでは、オンライン講座で学んだ何十倍の時間の勉強が必要です。

自分の書いたコードがなぜ動かないのか分からない人

オンライン講座の場合、質疑応答ができなかったり、別料金になったりする場合がほとんどです。また、オンライン講座は専門的なことまでカバーしていないことが多く、入門用であることが多いので、コードを書く段階にまでなるとあまり役に立たないことが多いです。

アウトプットの場が欲しいと思っている人

繰り返しになりますが、オンラインの講座の場合、アウトプットの場が設けられていないことが多いです。アウトプットの場を設けるなら、勉強会やイベントに参加したりすることが必要でしょう。学生ならIT企業のインターンやアルバイトに参加してみることがアウトプットをする最も効率的な方法だと思います。

では、オンラインの講座を受講するメリットは何なのでしょうか?

言語を書くための準備が整う

これが何より大事です。最もつまづきやすい環境構築の方法を理解できます。環境構築してやっとスタート位置につけるのです。

本などで学習するときに入り込みやすい

プログラミングを学ぶ方法としてやはり、参考書は欠かせません。本に書いてあるとおりにコードを書いたりして、実際に手を動かさないとプログラミングはできるようにはなりません。そのための準備として、オンライン講座で知識を得ることは効果的です。

無料であること

無料であることでプログラミング学習を低コスト始めることができます。本を買ってから、この言語自分に合いそうにないなというミスマッチが防げます。無料講座で、本当にこの言語を自分は学びたいのかという判断ができるのではないでしょうか?

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