受験シーズンになると各大学の偏差値が騒がれ始めます。
この大学の偏差値ですが、どのように決まるのでしょうか。
偏差値の詳しい解説はこちらの記事もチェック!
大学の偏差値は受験者の偏差値で決まる
大学偏差値ランキングの偏差値は、実はその大学を受験する学生の偏差値で決まります。
大学の偏差値というのはだいたい就職の有利、不利からくる受験生の人気投票の結果みたいなもので、教育内容の充実といった、大学の実態とはかけ離れているものなのです。
そもそも、偏差値は、全国レベルであるテストを参考にして、各予備校などが出している数値です。
たまたま、ある年、文系の学部から有名企業への就職者が増え、大学の人気があがると、関係ない理系の偏差値も上がったりします。
(ただ東大、京大は長い間の実績もかわれていると言っていいようです。)
偏差値はあくまで受験生の人気投票の結果的な物であり、受験生の大半は、大学をいい就職口への職業斡旋所としてとらえますから、大学の実力や成果とは必ずしも関係はありません。
また、入試の合否調査結果から導かれた数値がそのまま塾等から公表される予想偏差値ともなりません。「この学校は難易度が上昇している」「今年は人気が落ちている」等の主観的な分析を経て発表されることもあります。分析判断の結果ならまだ良いのですが、場合によっては塾の「政治的判断」から偏差値が操作されることもありうると言われています。
偏差値自体は、計算によって導かれるひとつの数値です。でも、その数値に意味を持たせるのは生身の人間です。
偏差値を無視して良いわけではなく、ひとつの判断材料として上手く利用した方が良いでしょう。
偏差値ランキングを上げたがる学校
偏差値ランキングで上位にランクインすることは大学のステータスになります。偏差値は大学の人気の現れです。
では、「大学」の人気はどうやって決まるのでしょう?
- その大学を希望する人 、受験者が多い
- より優れた学生を選び、入学させることができる
- その優れた学生が卒業後に活躍する
- 大学の評判があがり,みんながその大学に入りたいと考える…
その繰り返しになります。
まず、入試に呼びこむことが重要になり、そのためにも「行きたい」と思わせる「イメージづくり」が大学にとっては大事なわけです。
しかし、大学生になった後を考えますと、いわゆる1流大学に通おうが3流大学に通おうが遊ぶ人は遊びますし、当たり前のように勉強する人は勉強します。
あなたは、「これを勉強したい!」と言うものを持っていますか?
もし持っているならば、偏差値や大学がつくる「イメージ」に囚われすぎず、自分で学びたいことを中心に大学を選ぶことが大切です。
あなた自身に「将来こうなりたい!」と言うような「夢」がない場合には、先ずは、「夢」を見つけるところから始めるべきです。そして、その「夢」 に向かって何が必要かを考え、勉強していくべきではないでしょうか。
大学入試のオンライン化に興味のある方は、こちらの記事もどうぞ!
コメント