ネットでは最近かわいいネコの画像なんかが人気ですが、よく言われるイヌ派、ネコ派論争について、アメリカで面白い調査結果が出たそうです!
Personality Differences Between Dog and Cat Owners
今回はそんな「イヌの飼い主、ネコの飼い主の性格の違い」をご紹介します。
今回の調査ではイヌ派が多数派!?
今回アメリカで行われた Associated Press-Petside.comによる調査によると、イヌを好きだと答えた人が74%、一方ネコは41%と、イヌ派が多数派という結果がでました。
また、「好きですか?」という質問ではなく逆に「イヌのことが嫌いですか?」と質問したところ、イヌ嫌いがたったの2%だったのに対し、ネコ嫌いはなんと15%もいることが分かりました。
イヌとネコの習性からくるイヌ派、ネコ派論争
イヌ好きとネコ好きの違いが、その人の性格の違いに現れるのではないか、という考え方は、イヌとネコの習性を考えると、性格の違いがあるのも当然と感じられます。
野生の環境では、ネコは夜行性の単独行動を好むハンターです。一方、イヌは群れをなし、夕方や明け方に活動する動物です。
単独行動を好むといっても飼いネコも飼い主と一緒に遊ぶことがあります。しかし、ネコの興味はうつろうもので、興味をなくすとすぐに去ってしまいます。イヌがボール遊びに熱中した場合は、逆に人間の方が先に「もういいよ。」となってしまうくらい、じゃれあうのが大好きです。
このような、孤独を好むか、集団を好むか、といった違いが、イヌ派、ネコ派の違いに現れているのかもしれません。
イヌ派、ネコ派の性格調査
テキサス大学の心理学者サム・ゴスリンさんが4,565人の実験参加者に、イヌ派、ネコ派、両方、どちらでもない、という4つのグループに分かれてもらい、それぞれに対して44個の性格診断アンケートを行いました。
その結果、イヌ派、ネコ派の間に大きな性格上の違いがあることが分かりました。
集団を好むイヌを好きな人は、外交的な人が多いと予測したところ、まさにその通り、イヌ派の人はネコ派の人よりも15%外交的で、13%人付き合いが良いという結果がでました。また、11%良心的、というデータも得ることができました。
一方でネコ派の人は、イヌ派の人よりも12%神経質である一方、11%開放的という結果が得られました。開放性は芸術、冒険、突拍子もないアイデア、好奇心といったものに関係しているので、開放性の低いイヌ派の人は、やや保守的な傾向があるのかもしれません。
イヌの飼い主、ネコの飼い主の性格調査
また、先ほどのイヌ派、ネコ派の調査以外に、実際にイヌを飼っている人、ネコを飼っている人、両方飼っている人に対する性格調査も行われました。
その結果、ネコを飼っている人はイヌを飼っている人よりも33%独りで暮らしている傾向があり、中でも一人暮らしの女性でネコを飼う人が多いことが分かりました。
また、幼いころにネコが家にいた人の場合、47%の人が今でもネコを飼っており、逆に昔家でイヌを飼っていた人が大人になってネコを飼う割合は11%と低い値であることが分かりました。
また、先ほどのゴスリンさんのデータと同じような結果として、ネコを飼っている人はイヌを飼っている人よりも、内向的でややクールな一面があることが分かりました。
一方で、イヌ派の人はネコ派の人よりも支配性が強い、という結果が出ました。支配性が強い人は、自信があり、やや攻撃的な部分があります。逆に支配性が低い場合は、あまりアグレッシブではなく、恥ずかしがり屋な傾向があります。
このように一般に言われている、社交的なイヌ、気ままなネコ、といった傾向が今回の性格診断でも観察されました。
さて、あなたの周りのイヌ派やネコ派も、今回の調査にあてはまるでしょうか?
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コメント
やっている趣味やスポーツにもよると思います。
例えば自転車の遠乗りをする人は、通勤で毎日20kmも乗る人は別にして、脚力を維持するためにトレーニングが必要で犬の散歩に長時間かける余裕がありません。特に都会に住む人は河川沿いのサイクリングコースを利用することが多く、そういう所によくいる犬の散歩をする人達を目の敵のように思っていたりします。自転車関係の掲示板で犬の話をするとだいたい好意的にみられません。