毎年「今年こそは英語を頑張る!」という目標を持つ方も多いはず。
TOEICのスコアを目標に掲げている方もいるかと思います。
2月と8月を除いた毎月、年間10回実施されるTOEICは、学生や社会人の方にとって、英語力の良い指標になりますね。
ここでは、そんなTOEIC® Listening & Writing Testのスコアアップのちょっとしたコツ、TOEICでありがちなシーンで扱われる仕事や業種といっしょに英単語やセンテンスを覚える裏技をお教えします。
TOEICで扱われるシーンはワンパターン!
TOEICは、ビジネスシーンや日常会話を題材に取り上げます。社会問題、戦争や犯罪や宗教の文章が出題されることはありません。
また、出題されるビジネスのテーマも、ほとんどが事業の成長をテーマにしたもので、業績悪化や倒産をテーマとしたものはありません。これは、ネガティブな話題を提示することで受験生が現実世界の問題を思い出して不安になることのないように配慮されているとも言われています。
TOEICで出題される業種も偏りがある!
公平性を保つために、ある世代だけに馴染みのある仕事や業種、女性には馴染み深いけど、男性に馴染みのない業種(またはその逆)は、避けられる傾向があります。
TOEICでは、世代にも馴染みのある仕事や業種が扱われます。
例えば、ネイルサロンはどうでしょうか?
女性、それもどちらかというと若い世代が利用することの多いネイルサロンの会話シーンが、TOEICで問われることはまずありません。施術内容、ジェルやアートの種類などが話題で出てきたら、まったく馴染みない方とふだんネイルサロンを利用する方では、理解できる内容に差が出てきてしまいます。これでは公平に英語力を測れませんよね。
TOEIC頻出業種はレストラン!
誰にでも馴染みがある業種としてTOEICで頻繁に取り上げられるのは、ずばりレストランをテーマにしたものです。
レストランに関するTOEICの問題を実際に見てみましょう。
Part 1: 写真描写問題
Part 1の写真描写問題では、「家庭やお店の厨房」「カフェ」「レストラン」が扱われることが多いです。よく出るシーンといっしょに単語もチェックしてみましょう!
キッチンに関する単語は必ず覚えよう
- スプーン、フォーク、ナイフなど食べるための道具一式= silverware ...これは、銀色の道具が多いことからこう言われるようです。同じ意味で、tableware, cutlery も使われます。
- お料理で使われるものとして、ポットやフライパン= pots and pans
- お料理を冷やしておくもの、冷凍庫= freezer 、冷蔵庫= refrigerator
- お料理を温めるもの、オーブン= oven 、こんろの意味としての stove 、電子レンジ= microwave
- 和製英語にもなってきているコーヒーメーカー= coffee maker やミキサー= mixer
- まとめた意味での調理器具= kitchen appliance
- 洗い場= sink や食器棚= kitchen cabinet あるいは cupboardも使われます。引き出し= drawer も合わせて確認しておきましょう。
Part2: 応答問題
レストランのウェイター・ウェイトレスが言いそうな会話がPart 2でよく問われます。
例えば、以下のような文章が聞こえたときに、ぱっと場面がイメージできるようトレーニングしておきましょう。
Where do you want me to put the cutlery?
これらの食器セットをどこに置きましょうか?
Part 3: 会話問題
レストランでの店員とお客さんとの会話がよく出てきます。例えば、「ダブルブッキングをしてしまうレストラン」、「違う店に注文をとりんくくるお客さん」など、うっかりシーンが登場します。
反対に、普通のお客さんに普通のウェイターが普通に注文するシーンはほとんど出てきません。TOEICでは、なんらかのドラマチックな展開が見られると思っていてください。
レストランがよく舞台になるとしても、具体的な料理名や調理知識が問われることはありません。料理の知識の差がTOEICのスコアに反映されることがないように配慮されています。
Part 7: 読解問題
レストランに関連したシーンで最も問われることが多いのが、このPart 7です。
以下のような内容がよく出題されます。
- Advertisement: お店のメニューや電話番号の広告
- Web page: お店の詳しい情報・Web広告
- Article: レストランの開店を知らせる記事
- Review: 実際に食べた人の批評
- Recruit Ad: シェフの求人広告
ど様々な文脈、文章のタイプでレストランが舞台になります。
いかがでしたか?
TOEICで頻出の業種に特化した英単語を学べるオンライン講座があります。
頻出業種をしっかり押させて、TOEICのスコアアップを目指す方は是非以下のコースをチェックしてみてください!
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