英語初級者が勉強で使ってはいけない3つの教材

学生時代に熱心に英語を勉強した経験もなく、英語を話したことがない人が、改めて英語を話せるようになるために、英語の勉強を始めようと思ったときに使ってはいけないアイテムが3つあります。
それは、

  1. 英字新聞
  2. 字幕なしの映画やニュース
  3. 文法テキスト

です。

英字新聞を読まない方が良い理由


「ニューヨークタイムズ」などはネットやアプリを使えば読むことができますし、入手も簡単です。
しかし、英字新聞の英語を難なく読むというのは、新聞用語という特殊な語彙を理解している必要があり、さらに時事ネタの単語知識も必要となるため、英語初級者にとってはハードルが高すぎます。
また、全文は読めなくても、英字新聞の見出しだけを読むという勉強法なんて最悪です。キャッチコピーは語呂合わせや隠喩、通常とは異なる言い回しが多用されており、見出し特有の文法も多々あります(例えば名詞の直後にto不定詞を置いて、動詞が存在しないパターンなど)。これは、英語をマスターした人でもなんのことかすぐわからないことがあるくらいです。

字幕なしの海外ドラマや映画、ニュースを見ない方が良い理由


字幕なしの海外ドラマや映画は話の範囲が広すぎます。ドラマや映画には、スラングも頻出するため、英語初級者には語彙的にかなりハードルが高いと言えます。また、早口なキャラクターや、発音が乱れているような役者さんもいるので、リスニングも相当な力が要求されます。ニュースについても同様で、そもそもニュースに対する基礎知識がなければ理解できず、往々にしてニュースキャスターは早口なので、通常速度で聴き取るのは至難の業でしょう。

文法テキストを使わない方が良い理由


文法テキストで勉強することで、正しい英語を話さないといけないという意識が芽生えてしまいします。これは、間違えたら恥ずかしいので、英語を話すことができないというメンタルブロックを引き起こします。完璧主義者にならないために、文法テキストを中心に英語の勉強を進めることはおすすめしません。
以上の3つのアイテムはどれも「こんなに頑張って英語を勉強しているのにさっぱりわからない」と失望する原因にしかなりません。
これら、3つのアイテムはある程度英語がわかるようになったときに利用するとさらに英語力を伸ばせる中級者用の教材なのです。
適切なレベルで適切な教材を活用し、英語レベルを効率よく向上させましょう!

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