携帯の電波の干渉について俺が分かりやすく教える

普段何気なく使っている携帯電話。
けど、どんな仕組みで繋がっているのかって深く考えとある?
ここでは俺が分かりやすく携帯の電波が干渉せずきちんと繋がる仕組みを説明してみるからついていって欲しい。

会話でのやりとりを考えると干渉が何か分かってくる

人と人との会話を考えてみて欲しい。
恋人と話している隣で、別のカップルが話していたらうるさいだろう。
なぜこんなことが起こるのかというと干渉が起こるからなんだ。
そして、干渉というのは同じ周波数の波どうしで起こる。人間の場合、もちろん声の高いやつ低いやつがいるが、同じ周波数帯に収まる。なので、同じ周波数帯の人間の声どうしがぶつかると干渉を起こしてしまうんだ。
じゃあどうやって干渉を防ぐか?
一度みんなも考えて欲しい。
以下のようなものが頭に浮かんだんじゃないだろうか。

  • 別のカップルから遠ざかる
  • 聞こえやすいように耳に手を当てる
  • 別のカップルに小さい声で話してもらうように頼む

実は携帯の電波でも全く同じ仕組みで干渉が起こり、同じような方法で干渉を防いでいるんだ。
携帯の基地局どうしを遠ざけたり、狙った方向に電波を飛ばすってやつだ。

周りがうるさかったらイヤホンすりゃいいだろう

上記で3つ干渉を防ぐ方法を書いたが、周りがうるさかったらイヤホンすりゃいいんじゃね?と思うやつもいるだろう。
もし、恋人と会話をしているのなら、お互いイヤホンをして、Skypeかなんかで話せば、周りの雑音を気にせずに話すことができる。まぁ、そんなめんどくさいことをしてるやつはいないだろうが。
いわゆる第三世代の携帯電話からこの方式が使われている。
CDMAといった通信方式だ。
この方式では電波に「符合」というのがつく。
電波がいっぱい飛んでたら、どの電波がどこから来たのかわからないだろう。
例えば、人混みの中で色んなやつが色んな話をしていると、誰が何をいっているのか分かりにくい。
けど、その中で彼女の声を聴き取れたら何を言っているのかも分かるだろう。なぜって彼女の声の特徴をお前は知っているから聴き分けられるんだな。
CDMAの場合は声の特徴ではなく音波に「符合」と呼ばれる固有のパターンがつくことになる。
受信側がその符合を受け取ったら、
「おっ、この符合はこいつだな。」
と聴き分けることができるんだ。
これで、干渉を防ぐことができるので、音波が色々飛び交っているような空間でも目的の音波だけを選択的に受信できるってわけだ。
 
携帯の電波の話も、普段の音波によるやり取りを例にとると分かりやすくなることが実感できたんじゃないか。
興味をもった人は是非、電波についてさらに学んでいって欲しい。

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