簡単にゲームプログラミングができる!Unityでゲームを作ってみよう!

最近はスマートフォンでもとても本格的なゲームを遊ぶことができるようになりましたね。
ゲームをしていて、こんなゲームが作れたらいいのにと思ったことはありませんか?
個人でもアプリストアにアプリを出せる時代です。自分で生み出したアプリをみんなに楽しんでもらえるってすごいことですよね!
ゲームを作ってみたい!というみなさまに向けて、今回はUnityを紹介します。

Unity(ユニティ)を使ってみよう

Unityは統合開発環境を内蔵したゲームエンジンです。
Unityは、ソフトウェアの開発で使われるエディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガ、などの開発環境を統合・統一化したゲームエンジンです。
世界で最も使われているゲームエンジンと言われており、ゲームエンジンの市場において、45%の市場占有率を誇っています。
ゲーム開発の全てが詰まった便利なゲームエンジンですから、「使うはお金がかかるのでは?」と思うかもしれません。ご安心ください。Unityには、無料版と有料のPro版(75ドル/月)がありますが、無料版でもかなりのクオリティのゲームが作れます。
最新版のUnity2017では、無料版でできることが大幅に増えたので、作ったゲームを事業化することを考えてなければ、無料版で十分でしょう。

ノンプログラマでもゲーム開発ができる!?

実は、Unityはプログラミングをしなくても、3Dキャラクターやゲームステージを動かしたり、専門知識ゼロで物理エンジンを導入することが可能です。
ただ、細かいところにこだわりたいという場合にはやはり開発言語が必要になります。
Unityの使用可能言語は、C#、JavaScript、booの3つです。
今までの3Dゲーム開発で必要だった、C、C++を使ったことがなくても、ゲームを作ることができるというのがUnityが人気を得た要因の1つです。
ただし、JavaScriptは、通常のJavaScriptとは多少異なり、UnityScriptと言うものを使わなければならないので、注意が必要です。
また、コーディングはできるけど、3Dモデル、BGM、サウンドFX等なんて作れない、あるいは逆に、3Dは作れるけどプログラミングができない場合、Unityではアセットストアというものが用意されています。
アセットストアとは、ユーザーが自分で作成したプログラムの部品や3Dの素材などを登録して公開・販売ができるマーケットプレイスようのようなものです。他の誰かが作ったプログラムや3D素材といった部品を、誰でも簡単に利用することができます。
アセットストアによって、豊富な機能拡張ができたり、効率の高い開発を行うことができます。

JavaScriptとUnityScriptの違い

Unityに特有のUnityScript。JavaScriptとの違いはいくつかあるのですが、代表的なものを下記にピックアップしました。

  • UnityScriptにはJavaScriptにはないクラスがある。
  • 変数を複数同時に指定できない。
  • JavaScriptはセミコロン必須ではないが、UnityScriptでは必須な場合がある。
  • 正規表現リテラルがない。
  • グローバル変数がない。

JavaScriptとUnityScriptでは少し書き方が異なるので、JavaScriptが書ける人でもUnityを使うときは、その違いを改めて覚え直さないといけません。

マルチプラットフォームに対応している

Unityで開発したゲームは、Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップだけでなく、iOS、Androidなどのスマホ上でも遊ぶことができます。
他にも、PlayStation 3/4/、Xbox 360、Wii Uなどのコンソールゲーム、そしてプラグイン(Unity Web Player)がインストールしてあるWEBブラウザーなど、さまざまな端末、OS上で配布・販売するができます。
つまり、Unityで作ったゲームは、ほぼすべての端末で利用できるということですね。
 

Unityで作られているゲームの例

実は、あのドラゴンクエスト(スマホ版)もUnityで作られているんですよ!


あとこんな楽しそうなゲームもUnity製です。

Unityに対するよくある誤解として、3Dゲームしか作れないというものがあります。
実際は、Unityは3Dゲームを作るためだけのもではなく、ソーシャルゲームなど、さまざまなゲームで用いられています。またバージョン4.3以降は、より2Dゲームを作成するための機能が強化されています。
具体的には、2D用の物理エンジン、アニメーション関係の強化がなされています。

最後に

いかがでしたか?
ゲーム開発と聞くと、初心者ににとっては難しい!、手が出しづらい!と思いがちですが、Unityのおかげで、ゲーム開発のハードルが劇的に低くなったと言えます。
これを機に、初心者の方もそうでない方もUnityを使って簡単なゲームを作ってみてはいかがでしょうか?
Unityでゲームを作っていて、分からないことがあっても、たくさんの会社や個人開発者がUnityを使っているため、Googleで検索すると大抵の問題の解決策が見つかるのも、Unityの魅力の1つです。
そうはいっても、Unityをどうやって勉強していけばいいのか分からない!という方は、コワーキングスペースなど、各地で開催されている勉強会を活用するといいでしょう。
また、下記のようなUnityのオンライン教材もチェックしてみてくださいね!

2D、3D、VRゲームも作れる!Unity実践基礎講座

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