「魚の絵を描いてください」98%が左向きになる理由

先日参加したセミナーで魚の向きと文化に関する面白いお話をききました。

魚の向き(左)

突然ですが魚の絵を描いてください

と言われたら、あなたならどんな魚を描くでしょう?
絵の上手下手は別として、ほとんどの人が頭が左向きになっているような魚の絵を描くことが分かっています。

ある統計では、なんと98%の人が、魚を左向きに描くそうです(残り2%が右向きや正面の絵)。

なぜ魚の絵を描くときに、このような大きな偏りが生まれるのでしょう?

日本では普段見る魚がほとんど左向き

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定食屋さんでさんまの塩焼きなんかをたのんでみると、確実に塩焼きが左向きに置かれることになります。
文化的に日本では魚が左向きに配置されることがほとんどなんです。

その理由は諸説あるようですが、大きくは日本語の文字の書き方が関係しています。
元々日本語は上から下に書かれる縦書です。
そして縦書の文字は右から左の順に読んでいきます

巻物をイメージすると分かりやすいのですが、右から左に流れていく文字に絵が追加されると、文字の流れと絵の流れが同じになるように、巻物で描かれる魚や馬は基本的に左向きに描かれます。

このように魚を左向きに描く伝統があるので、普段から左向きの魚ばかりを目にすることで、魚=左向き、という固定観念が作られます。

他の国では右向きの場合も

聖書の中の魚

実は魚の絵を描く実験を他の国で試すと面白い結果が得られます。

日本とは逆に右向きに描く人が多数になります。

この理由も文化的な要因が大きく影響しています。

実は、聖書の中で登場する魚が、古い絵の多くでは右向きに描かれることが多かったそうです。
そのため、魚=右向き、というイメージが刷り込まれることが多いと言われています。

このように文化の違いが、魚の向きという意外なものに影響を与えているというのは面白いですね。

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