cow(牛)はbeef(牛肉)でpig(豚)はpork(豚肉)と英語で呼び方変わるのナゼ?

英語では牛肉のことをbeef、豚肉のことをporkと言います。
日本語では、牛のあとに肉で牛肉のように、その動物と、その動物の肉の名前は単純なルールでつながっていますが、英語では全く異なる呼び方になっていますよね!?
考えてみたら、これってちょっと不思議じゃないですか?
今回はなぜ、このように英語では動物とその肉の名詞が異なるのかについてご紹介します。
ステーキの画像

英語の肉の名詞と対応する動物の名詞を比べてみよう!

では、まず英語で肉の名詞と対応する動物の名詞を実際に見て行きましょう。
まずは、beef。
これは、誰もが知ってる牛肉のことですね。
対応する動物はもちろんcowです。
次に、pork。
これは豚肉です。
そして対応する動物はpigです。
chickenは鶏肉ですね。
対応する動物である鶏もchickenですが、おんどりやめんどりという呼び方をするときは、roosterやhenという呼び方になります。
では、ちょっとマニアックな単語でいってみましょう。
venison
これはどうでしょう?
実はこれ鹿肉のことなんです。
鹿肉ですから対応する動物はdeerですね。
このように確かに英語では肉の名詞と対応する動物の名詞が異なっています。

肉の名詞が異なるのはイギリスの歴史にルーツがあった!

実はbeefやporkなどの肉の名詞の語源は英語ではないんです。
じゃあどこの言葉なのかというと、なんとフランス語なんです!
これには歴史的な経緯があります。
イギリスとフランスが戦争していたいわゆる百年戦争で、イギリスはフランスに敗れました。
その結果、イギリス人の多くはフランス人の奴隷となりました。
奴隷にさせる仕事の一つとして家畜の世話があります。
イギリス人が育てた家畜の肉をフランス人が食べるというわけです。
ここから、動物の名前は英語で、その肉の名前はフランス語という変化が生じ、今日の英語の肉の名詞に残っているということです。
 
いかがでしたか?
このように英単語のルーツを調べると、歴史や文化など、様々な周辺知識に出会うことがあります。
みなさんも単に暗記するだけではなく、色々な単語のルーツを調べてみると面白いですよ!

10時間で英語脳育成プログラム マンガENGLISH

10時間で英語脳育成プログラム マンガENGLISH

コメント

タイトルとURLをコピーしました