中学剣道の教え方 – 未経験先生はここを押さえよう

中学校で武道の授業が必修となり、武道を生徒に教えることにお困りの先生も多いのではないでしょうか?
武道の場合、相撲や空手など様々なものから内容を選ぶことができますが、9割の学校では柔道か剣道が選択されています。
しかし、だからといって、柔道や剣道を教えられる先生が十分いるわけではありません。
今日はそんな中学校の先生のために、剣道を教える際に心がけるべきことをご紹介します。
剣道大会の画像

中学剣道で何を教えたらいいの?

文部科学省は、学習指導要綱に沿った中学の剣道の授業の参考として、学校体育実技指導資料第1集「剣道指導の手引」参考資料を公開しています。
その資料の中では、中学校1、2年生で学ぶ剣道の学習内容は下記のように記載されています。

相手の動きに応じた基本動作から,基本となる技を用いて,打ったり受けたりするなどの攻防を展開すること。

また、3年生から高校進学時では下記のようになっています。

相手の動きの変化に応じた基本動作から,基本となる技や得意技を用いて,相手の構えを崩し,しかけたり応じたりするなどの攻防を展開すること。

剣道の授業の大枠の方針は分かりますが、これだけでは、まだ具体的な授業計画を立てるには不十分ですよね
特に剣道未経験の先生は、相手の動きの変化に応じた基本動作、と言われてもそれがどのような動きで、どうやって教えればいいのかイメージすることは困難です。

剣道を教えるなら礼法をまずしっかり教えよう

剣道は礼に始まり礼に終わると言われます。
武道は単なるスポーツではなく、それに取り組む際の心構えなど、「道」を教えるものです。
そのため、先生として剣道未経験の生徒に対してまず教えるべきは、剣道の具体的な技術ではなく、礼の仕方やなぜそれが必要なのかといった、礼法をしっかり教えることが重要になります。
また、剣道未経験の先生にとっても取り組みやすいのが、礼法は書籍などで知識として習得しやすい点があげられます。
竹刀の振り方などの実演だと、未経験の先生の場合練習をする必要もあり、教えるのが難しいかもしれませんが、礼法であれば、その考えや必要性を習得することは、比較的取り組みやすいといえます。
ですので、授業を設計する際は、まずは礼法を教えることに注力しましょう。

剣道の具体的な動きは講習会で学ぼう

剣道の書籍を読むだけで、実際の動きを教えられるレベルに到達するのは非常に困難です。
体の動きを覚えるためには、実際の動きを目で見て、自分で実演するのが一番の近道です。
そこでオススメなのが講習会です。
各地で定期的に行われている講習会に参加し、目で見て、体感して、剣道の教え方を体に叩き込みましょう。
また、講習会に参加できない!という方は、動画で学べる剣道講座がオススメです。
下記からオンラインで学べる剣道講座を見れますので是非チェックしてみてください!

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