ニモ、ドリーを飼いたい人のためのいろいろな基礎知識

一昔前に流行った海水魚の飼育。

最盛期には所狭しとアクアショップが並んでいました。

今では衰退したかと思いきや、ファインディング・ニモ、そしてファインディング・ドリーの影響もあり、再び人気が出てきています。

そこでニモやドリーなどの海の生物についてご紹介いたします。

その前に海水魚の基礎知識から紹介しましょう。

海水魚と淡水魚の違い

海水魚と淡水魚の違いとしてまず、水が違います。
あたりまえですよね!海水、淡水って言ってるんですから。

淡水に住む魚は主に、川、池、湖などの淡水に生息している魚で、塩分を含まない水で生きています。

そのため、簡単に言うと体から塩分が出ていかないようなしくみになっており、水分調整は大量の尿を排出することで行います。なので、海水の中にいれると、口から塩分を取りすぎてしまうため生きていけません。

また、海水に比べてシンプルでモノトーンの色をもつ魚が多いですが、理由としては、身を隠すためです。川、池、湖などを想像するとわかるように、水中には、岩や木、水草などしかないため、海水魚のようにカラフルな色をしていると、すぐに天敵に見つかり捕食されてしまいます。

また、雨などにより、濁流になったり、場所によっては淀んだりするので、基本的に水質の変化に強い魚です。(なかには敏感の魚もいます)

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海水に住む魚は、海に住んでいますが、観賞用として飼育される魚は大半がサンゴ礁に生息する魚です。サンゴ礁はサンゴが生息する浅瀬の海で、非常にカラフルな海です。
そんな中で生活している海水魚は、淡水のようにシンプルでモノトーン系の色だと逆に目立ってしまいます。背景のサンゴに紛れるためあのようにカラフルな色をしているのです。
また、海水魚は体内より、体外の方が塩分濃度が高いため、体の外に塩分を排出することで塩分調整を行っております。なので、淡水の中に入れると塩分が足りなくなるため生きていけません。「サンゴ」の画像検索結果

中には、鮭、メダカ、鮎、うなぎ、など淡水と海水を行き来できる魚もいます。

まとめると、海水魚と、淡水魚は塩分調整の仕組みが異なるため、基本的に海水魚は海水、淡水魚は淡水でしか生きていけません。

有名な海水魚

ファインディング・ニモそしてファインディング・ドリーを見た方は多いのではないでしょうか?

ストーリー内に出て来る、ニモ、ドリーは大変有名になりました。

ショップでもニモや、ドリーを飼いたいということで熱帯魚の飼育を始める方が増えました。

そのニモですが、正式名称をご存知ですか?
「カクレクマノミ」といいます。クマノミにもいろいろな種類があり、体の模様や、色味が異なります。イソギンチャクの中でモフモフしている光景は非常に有名です。

そして、ドリーですが、「ナンヨウハギ」といいます。
青色、黒色、黄色が非常にきれいな熱帯魚です。
なんと大きいものだと数十センチにもなります。

ファインディング・ニモで出てきたギル。
これは「ツノダシ」という熱帯魚で、成魚では体調25cm程度になります。ただ、非常に繊細で、水質変化に弱く、餌付けもむづかしいため飼育難易度は高いです。

サンゴとはなにか?

観賞用の海水魚はサンゴに生息していることが多いと記述しましたが、サンゴとは何かご存知でしょうか?

「ミドリイシ」の画像検索結果

このようなイメージを想像するかたが多いと思いますが、実はこれはサンゴの集合体で、小さいブツブツした一つ一つがサンゴ単体になります。要するに上の画像は、サンゴの巣を表しており、このサンゴの巣の中にサンゴが住んでいます。

イメージとして、蜂の巣の中に蜂が住んでますよね。蜂の巣に当たるのが、みなさんが想像するサンゴです。そして蜂がサンゴに当たります。

そんなサンゴは実は動物です。

サンゴは刺胞動物に分類され、イソギンチャク、クラゲと同じ仲間に分類されます。なのでイソギンチャクや、クラゲのように、触手を持っており、その触手を使って流れてくるプランクトンなどを捕まえて食べます。

ただ、プランクトンだけで生きてはいけません。

じつは光合成をしていますが、サンゴだけでは光合成はできません。

ではどのように光合成しているのかというと、褐虫藻という植物を体内に住まわせています。

その褐虫藻の光合成からのエネルギーをもらって生きているのです。

ちなみに、光合成には強い日光が必要になります。なので、サンゴは日光の届く浅瀬の海に大半が存在しているのです。

最近話題のサンゴの白化現象とは?

最近ニュース等で、サンゴの白化現象が加速していると聞いたことはありませんか?

サンゴの白化って言われてもわからない方が多いかと思います。

サンゴは先程も記述したように、褐虫藻を体内に住まわせています。

褐虫藻は光合成するので、地上の植物と同じように緑色をしているものが多いです。

その褐虫藻があるとサンゴは白ではなく、薄緑のような色になりますよね?

そのサンゴが白くなるということは、褐虫藻がいなくなるということです。

つまり、サンゴが死んでしまうということです。

「白化現象」の画像検索結果

ではなぜ、褐虫藻がいなくなるのか?

サンゴ自体に強いストレスが加わることが原因とされています。

主な要因として、環境汚染、水温変化が挙げられます。

環境汚染に関しては、海への排水、埋め立てなどによる水質の変化によって、サンゴが強いストレスを受けています。

水温変化に関しては、地球温暖化の影響で、海水温が上昇しています。サンゴは水温の変化に非常に敏感で、かつ高温を嫌います。

このままの状態ではサンゴの白化現象は進行する一方でしょう。

まとめ

海水魚と淡水魚の違い、サンゴについてはある程度知識がついたと思います。

カクレクマノミについては初心者でも飼育しやすい生体なので、一度飼育してみてはいかがでしょうか?

飼育を通じて、サンゴや、魚、甲殻類などによるライフサイクルを学ぶことができ、海を知る良いきっかけになると思います。

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