コーヒーがいっそう味わい深くなる?!知られざる喫茶店の歴史

「コーヒーチェーン店」ランキングを発表!東京都民だけ…

先日、こんな記事↑を目にしたのですが、私としては禁煙であることとコーヒー豆が日替わりで好みの豆を見付けられる楽しみがあるので、断然スタバ派です。

個人経営の喫茶店で気に入っている所もあり、ゆっくり読書をしたり考え事をしたいときなどはそこへ行くこともあるのですが、実は個人的に一番好きなコーヒー店は「喫茶室 ルノアール」

席間が広いのでゆったり過ごすことができ、混み合っていてもあまりざわつきが気にならないこと、「飲食物ではなく、空間と時間を提供している」というスタンスが非常に好きなのですが、ネックは関西には店舗がないこと…。

関東に行った際は必ずルノアールへ立ち寄るほどなので、関西に店舗が出来たら常連客になること間違いなし、進出を切実に願っています…。

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さて、そう言えばルノアールにはなぜわざわざ「喫茶室」と付いているのか、と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

街中のコーヒー店を見回してみると、◯◯コーヒー、喫茶◯◯、カフェ◯◯と様々な呼び名が付いており、「◯◯コーヒーはコーヒーを中心に提供してる店だと分かるけど、喫茶とカフェは別なの?」と気になられたことがあるのではないでしょうか?

実は「喫茶店」と「カフェ」では法的な定義の違いがあるのです。

明確に違っているけれど店名に惑わされる?!カフェと喫茶店

食品営業許可を申請する際、カフェは「飲食店営業許可」、喫茶店は「喫茶店営業許可」となり、「飲食店営業許可」の場合はアルコールと食事(パスタなど)も提供可能、「喫茶店営業許可」の場合はアルコールは提供不可、食事も軽食(サンドイッチなど)しか提供ができないといった縛りが発生します。

しかし、だからと言って申請通りに店名を掲げなければいけないということはなく、「喫茶」と付いていてもカフェとして「飲食店営業許可」を申請していればお酒を出すことは可能。

現にルノアールではビールがメニューにありますし、要は「お酒も楽しめるお店にするのか」「ランチや夕食にも利用できるのか、ちょっとした休憩の場にするのか」といったお店の方針に合わせて、法的な手続きを取らなければならない…ということです。

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付加サービスが凄かった…信じられない喫茶店の歴史

「喫茶店」の起源は明治21年、コーヒーを飲みながら知識を吸収し、文化交流をする場」として、新聞や書籍、ビリヤード、トランプ等の娯楽が楽しめた「複合喫茶」の形態で上野にオープンしたと言われています。今で言うと漫画喫茶やブックカフェのような感じでしょうか。

その後、文化人が集まり「サロン」とも呼ばれた会員制カフェや庶民でも気軽にコーヒーが飲めるお店、お酒と食事を中心としたお店等、さまざまな形態のカフェが出来ていくのですが、その中で他店との競争に勝つためにとあるお店が売りとして打ち出したのが「美人揃いの女給(ウェイトレス)」でした。

若くて美しい女給さんが飲み物と食事を運んで来て話し相手となってくれる…今で言うスナックやクラブに近いものですが、お客さんの獲得のために女給に求められるサービスは徐々に激化。

女給による店頭での男性客の客引きはもちろん、「酔いつぶれた客の介抱」という名目で店内に個室が設けられていることもあれば普通に店内のテーブル下などで、法律に抵触する“サービス”が行なわれていたそう…。衝撃の歴史ですが、それでもこちらの方がよっぽど楽だと遊女からカフェの女給に転身する女性も多かったというから驚きです。

当然このような喫茶店は間もなく取り締まられることになるのですが、店名に「純喫茶」「喫茶」と掲げるお店が出て来たのも、女給によるサービスがあるカフェと区別し「ウチは純粋にコーヒーと軽食を提供する店だ」と示すためだったと言われています。

今でももし「純喫茶」や敢えて「喫茶」と付けているお店を見掛けたら、コーヒーへのこだわりと歴史があるお店だと考えて良いでしょう。

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今でこそ、飲食店とサービス店は法律で規定されており昔以上に厳しく取り締まられていますが、それが無ければ街中でフラッと入った喫茶店でおちおちコーヒーも飲んでいられなかったのではないでしょうか…。

そんな意外な喫茶店の歴史に思いを馳せながら、豆の特性や味わい方を知ると、喫茶店で飲むコーヒーの味わいがいっそう深くなる…かもしれません。

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